10回目の投稿です
親愛なる館林の皆様、こんにちは。
「あなたのままでそれでいい」
「お母さん、やっているだけで素晴らしい」
を合い言葉に、
緑町で親子、多世代ごちゃまぜのがっこう(場)
『よかよか学院』を運営しています
『ばなな先生』こと
小塙 雅多加(こばなわ まさたか)と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
秋めいてきましたね。
城沼にゴミ拾いに行ったらヒガンバナが咲いていました。
思わず、見とれてしまいました。
※この格好でゴミ拾いをしています。
みかけたら声をかけてください。
8回目の「館林くらし」に書いたエピソード
この格好でゴミ拾いをしていると
わざわざ車を止めて、声をかけてくださった方がいました。
その方、お母さんでありながら
タクシーの運転手になる勉強をしているそうです。
「きっと素敵な運転手になりますよ」
ってやりとりしました。
数週間前、市役所のあたりでゴミを拾っていると
「ばなな先生―――っ」
って声がしました。
一台のタクシー。
窓が開き、手を振っていたのはその方でした。
素敵なタクシーの運転手になっていました。
ほんの数秒の出来事ですが
とっても温かい気持ちにさせていただきました。
このごろ雨が多く、
ゴミを拾うことを面倒に感じていたのでしたが
続けていると
「出会ったものの変化」
に遭遇できることを改めて気づかせていただきました。
そういえば、先生、という仕事も
「出会ったものの変化」を知る
素敵な場所です。
今日はそんなエピソードを一つ。
結婚した教え子から
以前、ぼくの小学校時代の教え子が結婚しました。
お祝いをしたい、と2人に十何年かぶりに会って来ました。
旦那さんも奥さんも
小学校5、6年生に担任した子でした。
要するに同級生です。
小学校のときはいがみ合っていたような気がしましたが、
高校時代に好きあったそうです。
途中、数年間
音信不通だったそうですが
ひょんなことで再会し、
結婚したということでした。
男の子は、当時ものすごく荒れていて
その度が過ぎて
ちょっとばかり、お家じゃないところにいた時期がありました。
で、そんなもんだから、
戻ってきても学校には来ませんでした。
特に母親に対しては甘えたいと気持ちと
憎んでいる気持ちが入り交じり
ぼくも何度となくお母さんとやりとりしました。
放課後になると、彼の家に行きました。
普通ならば顔も見たくないはずなのに
彼はドアを開けてくれました。
家族は誰も居ないようで
あたりに食べかけのパンやスナック菓子が散乱していました。
玄関で彼からすすめられるままたばこを吸い。
2人で何もしゃべらず、
ただ、たばこを吸っていると
「悲しいよ」
「家の人にわかって欲しかっただけなんだよ」
っていう声が聞こえた気がしました。
それは、当時、
荒れていた学校、
特に家族と関係性がつくれず
戸惑っていたぼくの心の声と同じでした。
ぼくは息子が生まれたとき
たばこをやめましたが、
再会した彼はまだ、たばこを吸っていました。
その姿は、
強がりやいたずらですっていたあの頃と違い
周りに気をつかう大人の姿でした。
3人で話していて、その頃の話になったとき、
奥さんが
「でも、お母さん、こいつが家に帰ってくると
ものすごく喜んでいるんですよ」
といいました。
すると彼は、
お母さんの話でくしゃしくしゃの顔になりました。
数ヶ月前、その2人から子どもが生まれた
っていう連絡が来ました。
親になると
「あの頃の自分」をもう一度生きられます。
人によっては
あの頃やったこと、親からされたことを追体験します。
そこで苦しむ人も言えば
親に感謝する人もいます。
子育てって「生き直し」だなってつくづく感じます。
そうなると「子ども」って
その追体験をするって覚悟したときにやってくるギフトなんだ、
とぼくは思います。
無料お話会をします
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参加申請、お問い合わせは
上のチラシから
また、ばななんちで
おかあさんの学校
小学生向け(お母さんも参加できます)国語塾を行ってます
詳細は館林くらしのこちらの回を
※参加者が先生をする時間もあります
移住1年になりました
みなさまのおかげでこの9月で
館林に移住して1年になりました。
移住記念日は奥さんと多々良沼でデートしました。
この町が好きです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
※この格好でデートしています
みなさま、素敵な秋の日を