よかよか学院ばなな先生コラム【第3回】

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3回目の投稿です

親愛なる館林の皆様、こんにちは。

「あなたのままでそれでいい」
「お母さん、やっているだけで素晴らしい」
を合い言葉に、
緑町で親子、多世代ごちゃまぜのがっこう(場)
『よかよか学院』を運営しています
『ばなな先生』こと
小塙 雅多加(こばなわ まさたか)と申します。

どうぞよろしくお願いいたします。
ずいぶん春めいてきましたね。


この格好でゴミ拾いをしています。見かけたら声をかけてください

かかりの時間

みなさんも小学生の時
「電気係」「生き物係」などというクラスの仕事をしたことと思います。

ぼくが先生をしていたとき
従来のかかりとは別に
「かかりの時間」というのを設けていました。

もう一個「かかり」をつくるのです。

ルールが二つありました。
「自分をしあわせにすること」
「周りをしあわせにすること」
あとは何をしてもいいというものでした。

このルール、シンプルですが奥深くって。
例えばお調子者の子が
「ガラスをわっていいの?」
って聞くと
「それつてクラスを幸せにするの?」
ってかえされます。

でも子どもたちは
最初こそ戸惑うものの、
100%「自分を幸せにすることをします」

クラスで目立たなかった子が
難解な折り紙を作って、その折り紙を求めて行列が出来るとか
学校に時々しか来ない子が
ダンス係をしたくって毎日来るようになるとか
そんな学園ドラマみたいなことが起こります。

教室の一角にかかりのコーナーを設けると
「手芸係 生徒募集」
とか
「新作漫画できました」
ってどんどん自己表現しだしたり

給食や帰りの時間のプレゼンタイムでは
ちょっとしたショータイムが始まったりします。それってわがままじゃないの?

よく聞かれるのですが
「それって子どもに好きなことだけやらせてるんじゃないの」
「もっと耐性を身につけさせなくっていいの?」

ようはわがままな子になるんでは? という疑問です。

じつは逆なんです。
自分の好きなことをそのまま表現すると
どんどん自分に自信がついてきます。

さらにそのアプローチが
他のことにも活用されていくことを体感します。
書くことが好きだと気づくと授業の内容をよりノートに書くようになるし、
踊るのが好きな子は、体感覚を使って学習内容を理解しようとするのです。

また、自分のことに100%集中しているので
他の子にかまっている暇が無く
あげあしをとったり難癖をつけたりしないんです。

むしろ、自分が必要だと感じたら
相手にお願いをしたり質問をしたりするんですね。
相手も自分に満足しているで相手の作品を素直に褒めるようになります。
子どもたちがむっちゃ仲良くなっていくんです。

このとき、クラスが一つの生き物のようになっていて
見ているぼくはものすごく幸せな気持ちになります。

仲良くなるのは、一人一人がクラスの役割に気づくからです。
人って自分の役割やポジションが感じられないと不安になります。
かかりの時間は好きなことをやるだけではなく、
集団の中で自分の「あり方」を知ります。

もりあげる人
合いの手を入れる人
みんながあきたらやる人
見守っている人
水族館の大きな水槽にいろいろな生き物が泳いでいるように
役割や存在意義がかぶらないんです。

むしろ、人のために我慢して
とか
人に迷惑をかけないためによく考えて
って言い続けている方が
クラスで足の引っ張り合いになったり
自分の意見に固執してわがままになったりします。

大人にかかりをやっています

ぼくは現在、大人に向けて
「かかりの時間」をしています
はじめましての大人が数時間で写真のように仲よく、自分らしくなっていきます。
子どもたちと教室でやっていたことと同じでした。


かかりの時間 「自分のかかりでマラソン大会を応援しよう」


かかりの時間の様子

コミュニティーや職場でやると一人一人の役割が明確になって
人間関係の風通しがよくなります。

自分の「かかり」が分かると自分を好きになります
無理しないで周りを幸せに出来るんだと身軽になります。
たいてい自分の「かかり」じゃなく、
誰かが期待する「かかり」をしているからです。

単発でも
コミュニティ向けにも「かかりの時間」をやっています
よかったら体験してみてください

また、この「かかりの時間」を絵本にしました。
おおよその流れが分かると思います。
動画で全文が見られます。

絵本読み聞かせ「教室は小さな宇宙」

よかよか学院HP

ばななはみなさんの『あり方』に気づくお手伝いを
館林でやっています。
自宅でもオンラインでもイベントをしています
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そしてお気軽にご連絡ください

みなさんとお会いできることを心から楽しみにしております。
よかよか学院 校長 ばなな


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