35回目の投稿です
館林の皆様、こんにちは。
「あなたのままでそれでいい」
「お母さん、やっているだけで素晴らしい」
「子どものころの感性があなたらしさ」
をあいことばに、
緑町で自他を大切にするがっこう(場)
『よかよか学院』を運営しています
『ばなな先生』こと
小塙 雅多加(こばなわ まさたか)ともうします。
どうぞよろしくお願いいたします。
8月29日(火) 16時から17時半
館林市倫理法人会、ならびに近隣5単会合同で
胎内記憶の第一人者である池川明先生をお招きして講演会をします。
ばなな夫婦も聞き手としてご一緒に登壇させていただきます。
会場はアゼリアホール。
どなたでも参加でき、参加無料です。
すでに85人のお申し込みがあります。
ホール内にある「宮脇書店」様のご厚情で
池川明先生コーナーを作っていただきました。
ばななの本も置いていただきました。
みなさんのご参加お待ちしております。
「池川明先生講演会 申し込みフォーム」
8/29池川明先生講演会「胎内記憶から見えてくる ぼくらが家族になった意味」お申込み
あなたのみたものは
100パーセント正しい
ぼくが先生をしていた町では
(季節外れの話題ですが)
書き初めの大会がありました。
クラスから代表選手が選ばれ
毎日放課後、熱心に練習します。
冬休みも登校して練習します。
「わたしが指導します」
同じ学年の先生がそう言って
選手たちを引き受けてくれました。
どうも凄腕の習字の先生らしく
毎年、書き初め大会に入賞者を輩出しているようです。
ぼくは習字が苦手でした。
そんな実績がある方なので
喜んでお願いしました。
ところが数日して、
その先生がぼくに
「Aちゃん(ぼくのクラスの代表の子)叱ってよ!
あの子ね、わたしの言うことちっとも聞かないの」
と怒るのです。
その先生によると
先生の指導する「はね」を
ちっともマスターしようとしない
っていうのです。
何度言っても
手をとってもその通りに書かない。
やる気が感じられない。
もう、面倒見たくない、っていうのです。
「ばななさん、説得して頂戴!」
「……、はい」
ぼくはその子に聞きました。
おとなしく、でも意志の強いその子は
小さい声でありながらもきっぱり答えました。
「わたしには、その先生が言うように見えないんです」
「……」
ぼくはその子の口調に強い気持ちを感じました。
「わかった。
Aちゃんにはそう見えるんだよね。
だったら応援するよ。
Aちゃんの書きたいように。
見えたまま書いて」
するとその子は
ふっ、とゆるんだ顔になりました。
やがて、練習期間を終え
子ども達の作品をもってその先生が審査に行きました。
審査会からかえってきた先生は
ものすごく不機嫌でした。
「今年の先生は
目の付け所が悪い」
ぼくはびっくりしました。
Aちゃん以外の子はみんな選外でした。
Aちゃんの寸評は
「はねが大変伸びやかに書かれていました」
だそうです。
しばらくたって
その子のお母さんがあいさつに来ました。
「お礼なんて言われても、ぼくは何にもしてません」
そういうぼくに
お母さんがこう言ってくれました。
「あの子は、ばななさんが
見たまま書きなさい
って言ってくれたのがうれしかったようです」
その子は書道をずっと続けているそうです。
人はそれぞれ違うところを見ています。
本当に違います。
その見ているところを伝え合い
共感し合うと、人は自信をつけるようです。
お子さんの見ている物ものに
疲れない程度に共感してあげてください。
すると不思議な事が起こりますよ。
夏休みにお話し会をします
みなさま素敵な7月を!