やさしく学ぶ 足尾銅山鉱毒事件と田中正造入門講座
第6回『「直訴」の真相とその結果』
日時
2025年9月21日(日) 13:30-16:00 (開場 13:00)
場所
館林市文化会館 小ホール
資料代
300円 (学生無料)
講師
赤神剛氏 (田中正造研究家)
内容
第6回 『「直訴」の真相とその結果』
- 明治34年12月10日“空前絶後の大椿事” 田中正造明治天皇へ直訴! 全国で「号外」出る。
- 普及している真っ赤なウソ 「直訴前夜に正造が幸徳秋水に直訴状起草依頼、秋水が徹夜で書き、朝、正造が受け取り直訴現場へ。直訴失敗、麹町警察署で取調べ、翌朝「狂人」として釈放された。」
- 正造はなぜ直訴したの?
「正造は議会で10年間鉱毒事件の救済を訴えたが、政府・政党は手を打たない」
「それどころか、政府は請願者を流血の大弾圧した(川俣事件)」
「正造自身、第三回押出しを東京・保木間で押し止めてしまった責任がある」 - 直訴前の世論は、決して絶望的状況ではなく鉱毒被害民救済運動が盛り上がりつつあった。
「鉱毒調査有志会結成」「鉱毒地救済婦人会結成」「救済演説会開催」「川俣事件東京控訴審の現地視察(臨検) 報道は同情的」 「古河市兵衛夫人タメ神田橋で入水自殺」………………。 - 直訴は三人の連携: 正造、石川半山(『毎日新聞』主筆)、幸徳秋水(社会主義者)
- 明治天皇への期待諸説: 「天皇におすがりした」 「直訴時に正造が殺されることで世論を喚起し、鉱毒事件が解決されるのを意図した」 「天皇に鉱毒事件救済勅令(憲法9条)を期待した」
- 直訴の反響: 「全国で政府・足尾銅山への非難、被害民救済せよとの世論沸騰、学生まで立つ」「政府は(第二次) 鉱毒調査委員会を設置し、谷中村の遊水池化方針を出す」「谷中村から上流の村々は政府方針に賛成し被害民運動が分裂。谷中村は孤立、廃村、遊水池化」
- 一方、「義人田中正造像」が定着。「直訴」解明は真の正造を知るためにも重要。
リンク
地図
注意事項
上記内容は確認の上記載していますが、誤りなどある場合がございます。また、イベントは日時内容など変更になる場合があります。参加される際には必ず主催者からの情報を確認してください。