24回目の投稿です
館林の皆様、こんにちは。
「あなたのままでそれでいい」
「お母さん、やっているだけで素晴らしい」
「子どものころの感性があなたらしさ」
をあいことばに、
緑町で自他を大切にするがっこう(場)
『よかよか学院』を運営しています
『ばなな先生』こと
小塙 雅多加(こばなわ まさたか)ともうします。
どうぞよろしくお願いいたします。
※久々にこの格好でごみ拾いしました。
保育士さんは「宇宙から来た天使」
先日、保育士さんの専門学校にて
特別講師としてお話をさせていただきました。
生徒さん、約30名、
これから就活をしようとしている保育士さんの卵に
「もっと自分を大切にして良いんだよ」
というお話をしてきました。
保育士さんって
お母さんの代わりをしています。
それは、意外にもストレスフルです。
ぼくは数年前、都内の保育園でバイトしていました。
1歳クラスの子が立ち上がって歩いたとき
「うわっ、すごいですね、お母さんに教えてあげないと」
とぼくが言うと
「言わないわよ」と答えるのです。
「どうしてですか?」って聞くと
「お母さんを第1発見者にしたいの」
っていうのです。
どうです、これ、泣けませんか?
あるいは、4,5歳クラスで、
ある子のために、絵本を毎日、
1日40回くらい読み聞かせしていたんです。
ひざの上にのせて……。
ところが、お母さんが早く帰ってきたんです。
足が見えた途端、
その絵本を思いっきりのけてお母さんの元へと走り去っていきました。
本の角があごにささり、数日痛みました。
保育士さんってお母さんの引き立て役だと自覚しているんですね。
いかに「愛」が深いかよくわかります。
だからぼくはいいます。
保育士さんは「宇宙から来た天使」です。
保育士さんの原体験
教育関係者って子供の頃から「せんせい」「ほいくし」です。
子供の頃に以下のことを体験して、何らかの気づきを得ています。
○下の子をお世話した
○近所に先生(保育士)がいた
○親戚の子供やまわりにハンデを持った子がいた。
○動物や植物の世話をよくしていた
○親とのことが良くも悪くもででくる
こういったことが原体験としてすっ、とでてきたとき。
その方は生まれながらの教育者です。
保育士を志望したけれどやめちゃった。
先生の採用試験に落ちた。
あるいはこの時期、
先生をやめたいという方もいらっしゃるかもしれません。
そういう形式上のことはどうでもいいです。
みなさんは生まれながらの先生、保育士さんです。
どうか自分を責めないでくださいね。
そして自分を大切にしてくださいね。
保育士さんの離職率が高い理由
保育士さんって離職率が高いです。
学童の職員もそうですね。
最近では教職のなり手も減りましたね。
小学校教諭の採用試験が全国平均2.5倍だそうです。
お辞めになる方が多い理由として、仕事がブラックだということ。
職員同士の人間関係などもありますが。
ぼくは、先生というものの正体を知らないところにあるのだと思っています。
保育園や学校の管理される側は
子供達の健康と安全を守ることを第一義にしています。
むろん、それは必要なことです。
しかし、先生は、そもそも
子供達や家族の人生に貢献しようとしています。
その志たるや並大抵のモノではありません。
ただ、その使命感があればあるほど、挫折感に変わります。
自分のやりたいことと
求められていることのギャップに挫折するのです。
ぼくはできる限り子供達がやりたい、
と思ったことをさせようとしました。
※こんな写真みたいな事です
でも「お気持ちは嬉しいけれど
そこまでしなくても……」
と言われました。
何かをすることが怖くなり
気がつくと周りに合わせている自分がいました。
ずいぶん悩んだ末、学校の先生を辞めました。
とっても怖いチャレンジでしたが、今では良かった思います。
どんな先生にも「こんな風に人を育てたい」
という思いがあります。
それを伝え合う機会をつくると
あの苦手な先生にもそんな思いがあるのか
って感動します。
先生が一番幸せになること
それがぼくの願いです。
12月、小学校や保育園で念願のお話ができます。
群馬の小学校や保育園でもお話しできたら嬉しいです。
悩まれている方は、長い人生の箸休めの時期なのかもしれません。
先生、保育士さんで悩んでる方、えんりょなく話聞かせてください。
皆さん素敵な秋の日を