よかよか学院ばなな先生コラム【第11回】

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11回目の投稿です

親愛なる館林の皆様、こんにちは。

「あなたのままでそれでいい」
「お母さん、やっているだけで素晴らしい」
を合い言葉に、
緑町で親子、多世代ごちゃまぜのがっこう(場)
『よかよか学院』を運営しています
『ばなな先生』こと
小塙 雅多加(こばなわ まさたか)と申します。

どうぞよろしくお願いいたします。

10月になりました。
280回を超えたゴミ拾いも
場所によっては落ち葉をかき分けて拾っています。


※見かけたらお気軽に声をかけてください。

自尊感情って何だろう

最近、あちこちで
『自尊感情』『自己肯定感』
っていう言葉を耳にするようになりました。

『わたしは自尊感情が高い、低い』
『日本人は自尊感情が低い』
『子どもが自己肯定感をあげるには? ~したらいい』
っていう使い方をしますよね。

こうなると
自尊感情が低いとダメ
高くなるためにテクニックや努力が必要
って感じませんか?

今日はそんな「自己肯定感」について
ばななさんの考察です。

自己肯定感はギャップ

学校の先生時代。
子ども達に通知表を自分でつけてもらった時期がありました。

すると面白いことがありました。
算数の苦手な子がつける算数の評価って高いんです。

その理由が
「よくやりました」
「ちゃんと授業受けたから」
って抽象的なんです。

ところが、算数の得意な子って算数の評価が低いんです。
「ここはできていたけれど
この部分はまだまだだな」
っいうんです。

「できてたからいいんだよ、そんなの」
ってできない子に言われて、
「そうかな?」って苦笑してました。

結論として自己肯定感の低い子は、そもそもの自己像が高く
そのギャップでもがいている、という傾向があるのでした。

まわりと自分との比較考察にすぐれていて
するどい観察眼を持っています。

自分の理想を高く掲げ
足りないところを分析し、検証している。

つまり自己肯定感って今と未来の自分とのギャップなんです。
言ってみればそれだけ「のびしろ」があるってことなんです。

それなのに自己肯定感がネガティブに捉えられているのは?

自己肯定感とは
『のびしろ』
なんです。

それなのに
「どうせわたしはダメな子」
っていう考えに行きついてしまうんです。

その「なぜ?」の答えは学校を含む社会にありました。

先生をしていた時
ある難しい算数の課題を出しました。

本筋とは外れた内容なので
チャイムとともに、なんとなく終了となりました。

出した本人も忘れていた
3日後

「先生、あの時の問題なんですけれど」
って伝えに来てくれました。

「えっ、ずっと考えていてくれたの?」
っていうと
「うん」
とうなずくのです。

学校ってよかれと思ってのことですが
いろんなことをたくさんやります。
それをいかに早く正確に答えるかが求められます。

『今答えないとダメ』
「早く答えないとダメ」

だから学校で優秀だとされる子は
総じて反応が早いんです。

ところが
観察眼の鋭い子、比較考察に長けた子は
得てして時間がかかります。

観察するからです。
観察は時間がかかります。

子どもたちの中に
「あーでもない、こーでもない
と考えていたら次の話題になっていた」

とか
「図工のアイデアを考えていたら
あっという間に授業が終わっていた」

と言われることがあります。

その子たちを見ていると
全体を俯瞰して、くまなく観察しています。
当然、全体像がつかめるまで時間がかかります。

先生や大人から見ると
何もしていないように見えるのですが
実は、ものすごい勢いで思考しています。

学校現場、家庭はこの認知の仕方を
「遅い」
と切り捨てるのです。

全体が見えたらスピーディーにこなすのですが
それまでの時間を大人が待てません。

特にお母さんはお子さんのこういう癖が
自分と瓜二つなのでイラつきます。

皮肉にも観察力に優れているので
待ってもらえない大人の目線を観察し
「わたしって駄目なんだ」
という意識になっていくのです。 

もっと自分のペースを
小さいころから伝えてあげられたら
って思います。

これからますます時代は待たせなくなるでしょう。
でも待つことこそ
自分のペースを知ることこそ
家庭や身近な大人が子どもにしてあげられるプレゼントだと思います。

子どもの特性を知るセッションをしています

『みなさんから3,4年生のお子さんに
一生モノの褒め言葉をプレゼント』

小学校3,4年生(9,10歳)ってどんなイメージがありますか。

・入学と卒業の間の印象に残らない時期。
・急に生意気になって育てにくくなる時期。
そんな声を聴いています。

でも、この時期にみなさんがかけてあげる言葉が
・後に子どもの人生のピンチを救い
・人生を支える言葉となるとしたら、どう思いますか。

ばななは、小学校の先生として
たくさんの子ども達と接してきました。

その中でも
3、4年生がもっとも伸びやかだな、子どもらしいな、
って思っていました。

実際、大人になって『幸せ」に暮らしている教え子は
みんな教室のまま、3,4年生のままでした。

反対にしんどい、苦しいってこぼしている教え子は
教室とは真逆でした。

この時期に何かある。
そんな仮説をいろいろ検証しました。

多くの大人と『自分らしさ」についての
カウンセリングやワークショップをすると
多くの方が『小学校3,4年生』頃の自分と一致とします。

脳科学、発達心理学、文化人類学など学んでいる方に
聴いてもこの時期に自然に自分らしさが出てきてしまうようです。

どうやら、小学校3,4年生の頃の自分
が自分らしさを表現しているらしいのです。

この時期に親から自分らしさを認める言葉やはげましがあると、
自信になったり、
将来、自分がくじけそうになったときの励みになったりするのです。

「思ってた息子と全然違った!!!でも納得!!」
「私の気持ちが変わって、
 彼女とこんなステキな時間になった。」
「これ受けられる人はだいぶラッキー」
「ばななさんの言葉を私なりにかけたら
 どんなに素晴らしいだろうと感じました」

(感想より)

ばななからの3つ・15分くらいの質問とやりとりで、
お子さんの秘めた特性や本質をお伝えするセッション。
その気づきからお子さんへの接し方がわかり
かける言葉がかわります。

・かけられると嬉しい本質的な言葉
・かけるとキレられるNGな言葉を
今回サービスさせてください。

お子さんについて育てにくさや抱えている問題がありましたら、遠慮無く伝えてください。
お子さんの本質や特性に沿った関わり方をお伝えします。

幼稚園年長〜中学2年生くらいまで対象ですが、
小学校3、4年生が一番のオススメです。
小学校3、4年生のうちに、是非ご体験ください。

その子のもつ、その子にしかない素晴らしい特性や本質を、
そのご家族やお母さんに伝えさせてください。
皆さんからの言葉はお子さんにとっての最高のプレゼントになるはずです。

〈対象〉幼稚園年長〜中学2年生くらいまでの親子
〈時間〉45分~60分

  • 15分くらいお子さんとやりとりの後、
  • *質問は3つ、簡単なモノです。
  • 親御さんとのやりとりをします。

〈料金〉8,000円(zoomのみ)

  • 館林のばなな自宅にて行う場合は特別価格3000円になります(11月末まで)

〈希望日〉お子さんと参加できる時間を第3希望まで連絡ください
〈連絡先〉https://yokayoka-gakuin.com/contact

オンライン、あるいは館林で開催。
皆さんにお会いできることをココロから楽しみにしております。

では、素敵な晩秋を。

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