館林のNPOフードバンク北関東が運営するフードバンクまえばしに行ってきた

フードバンクって知ってますか?

フードバンクというのは、そのまま訳すと「食料銀行」です。

食品会社などでまだ食べられるのに、賞味期限が近いとか外装が傷んでしまっているとか新商品との入れ替えとか、さまざまな理由で捨てられてしまう食品を食べ物に困っている人や施設に届ける活動のことをいいます。

フードバンク北関東

そのフードバンクを館林でやっているNPO団体があります。名前は三松会といいます。身寄りのない方の後見人になったり、お葬式をしたり、といった活動をしている団体です。そこのフードバンク部門がフードバンク北関東といいます。

フードバンク北関東

フードバンク北関東の活動範囲はかなり広域に渡っています。県内はもちろん、栃木や埼玉の福祉団体などにも食料を提供しています。

フードバンク北関東のブログ

フードバンク北関東Facebook

NPO法人三松会公式サイト

フードバンク北関東が運営するフードバンクまえばし

前橋市では生活に困っている方へ食料を提供するフードバンクを市として設置することになりました。その運営をフードバンクのノウハウを持ったフードバンク北関東に委託することになりました。

委託されたフードバンク北関東が運営するのが「フードバンクまえばし」です。

フードバンクまえばし公式サイト

フードバンクまえばしFacebook

こちらが、6月にオープンしたので、訪問してきました。

フードバンクまえばしの事務所です。市役所のすぐ南側にあります。

事務所の中には食品企業から贈られた食品が所狭しと置かれています。

ミーテイングスペースもあります。フードバンクへの相談だけではなく、ちょっと寄っていけるような場所にしたいとのことです。コミュニティ志向ですね。

家庭で余っている食料品を持ってきてくださる方やボランティアの方など、様々な方が訪れてきます。もちろん利用者の方も。

食品の集配に使用する軽ワゴン車です。「フードバンクまえばし」の文字が控えめに書かれています。なでこうなっているのかというと、利用者の方への気配りです。自宅に「フードバンク」の文字がデカデカと書かれた車が来ては近所の目を気にする方もいるでしょう。そういうことのないようにこのようなデザインになっています。なんでもかんでも目立てばいいというものではありませんからね。

フードバンクまえばしは地産地消を目指す

フードバンクまえばしスタッフの宮内さんと田中さん

フードバンク北関東の高橋さんは、フードバンクまえばしを地域に根ざした地産地消のフードバンクにしたいとのことです。

地元の食品企業や農家、個人の方が食品を持ち寄り、それを地域の食料を必要としている方に届ける。まさに地産地消のフードバンクですね。

これは単にフードバンク活動にとどまらず、地域のコミュニティ再生にもつながってゆきます。

そういう点も含めてフードバンクまえばしの活動は注目していきたいです。

なお、館林でフードバンクに興味を持った方はフードバンク北関東のブログやフェイスブックページをご覧ください。ボランティアを随時募集しています。また、誰でもできるフードバンク活動「フードドライブ」をぜひやってみてください。

フードドライブというのは、職場や学校やコミュニティで(仲間内でももちろんOK)家庭にある不要だったり食べきれなかったりする食料品を持ち寄ってフードバンクに届ける活動です。何も難しいことはありませんので、ぜひチャレンジしてみてください。

フードバンクまえばしのフードドライブについての案内ページ

コンサートでフードドライブ

そしてフードドライブのお知らせです

ケーナ奏者で足利市の観光大使であるRenさんがデビュー10周年記念コンサートを佐野市の文化会館で行います。

その会場でフードドライブを実施することが決定しました!寄せられた食品はフードバンク北関東に届けられ、フードバンク北関東を通して食料を必要とする方や施設へ寄付されます。

コンサートに行かれる方やフードドライブにぜひご協力ください。よろしくお願いします。

集める食料は以下のものです。

• 缶詰、お米、レトルト食品など
• 常温保存可能なもの
• 賞味期限が1ヶ月以上残っているもの
• 未開封であること