9月7日に大島町のイイヅカ農園で『コミクル「畑deマルシェ」』が開催されます。そこで「フードドライブ」を行います!!
フードドライブとは?
その前に説明をさせてください。
東日本大震災
2011年3月11日に三陸沖で発生した東日本大震災は日本社会に未曾有の危機をもたらしました。地震、そして津波の被害が甚大なところにさらに原発事故が重なります。多くの方が避難を余儀なくされ、館林に避難した方も381人にのぼります。
館林に避難した方に支援活動をしようと、市内の有志が集まって『館林魂』というグループができました。「館林くらし」運営者のナカヤマは『館林魂』の代表をしております。
館林魂の活動はブログをご覧ください。
館林魂 | 館林魂は館林を拠点として活動する震災被災者を支援するグループです。
最初は市内への避難者への支援活動が中心でしたが、被災地の支援もしようということになり、2011年10月にいわき市で支援物資の配布会を行いました。
配布会の前日です。市内の方から寄せられた食料から衣料品などを分類して整理します。
食料品も一人分ずつ袋に詰めていきます。
そして翌日のいわき市での配布会です。
被災されたたくさんの方がお越しになりました。
とても多くの方が来られたため、お米を全員に配布することができませんでした。
2011年12月には、すいとんの炊き出しをしました。
「群馬のランボー」こと土田貴弘さんが腕をふるってくれました。
この時に使用した食材もすべて寄附していだいたものです。
この時は2班に分かれて、仮設住宅の押し入れへの棚付ボランティア活動も行いました。信じられないことですが、初期に建てられた仮設住宅の押し入れは仕切りの棚がついていない、ただの空間というものがありました。そこに収納をするのはなかなか難しいです。特に高齢者の方が多かったため、ただ床に物を置くだけしかできない世帯が多かったです。そこで棚をつけようということになったという次第です。
この後も様々な個人・団体に協力していただき、活動を続けていましたが、市内で活動するNPO法人三松会からお話がありました。なんでも三松会は「フードバンク北関東」というフードバンク部門があるということでした。フードバンクというのは、企業や農家・個人から食料品の提供を受けて、必要とする福祉団体などに配るという活動です。配布する対象は経済的に困窮している方などが多いですが、災害時には被災者への食料支援も行います。そこで「館林魂」の活動にも協力したいという申し出をしてくださいました。
それからは協力団体として、食料の提供を受けて福島県内の被災者や館林市内の避難者へ食料の配布を行いました。
2016年4月に発生した熊本地震の時は、フードバンク北関東で食料を送るということになり、私どもでも食料を集める活動をしました。
館林エアロビックサークルが5月に開催の「生涯エアロビック」で食料を募ってくださることになりました。
館林ジョイスポーツクラブにも協力をいただきました。
市内の自動車修理工場「井野口自動車」にはトラックをお借りしました。集まった食料を「フードバンク北関東」に届け、市内のトラック配送業者の有志団体「歌麿会」の協力で無事熊本まで届けられました。
このようにフードバンク活動は様々な方の協力で成り立っています。
フードドライブ、そしてフードバンク
説明が長くなりましたが、最後の食料を集める活動、これがまさに『フードドライブ』です。
『フードドライブ』とは家庭で余っている食品を持ち寄ることです。これが基本です。
その前に「フードバンク」の説明が必要ですね。
『フードドライブ』はフードバンク活動の一部分になります。要するに
『学校や職場・その他の場で個人が家庭で余っている食品を持ち寄りフードバンクに寄附をする活動』
ということです。これを9月7日の『コミクル「畑deマルシェ」inイイヅカ農園』で行いたいと思います。
なぜやるのか
ひとつは、フードドライブ活動というものを知ってもらいたいからです。『フードドライブ』は『フードバンク』に協力する一番簡単な方法です。ここからフードバンク活動をしってもらい、また自分でフードドライブをやってほしいと思います。
もうひとつは、地域を強くするためです。フードバンク活動が活発な地域はもし経済的に困っても食べるものには困らないという安心が生まれます。またフードドライブ活動を通じて、災害時のネットワークづくりにもなると考えています。
そうした理由でフードドライブ活動を行いたいと思います。
どんな食料を集めるのか
申し訳ありませんが、保管の問題があるので、食料なら何でもというわけにはいきません。
寄付していただきたい食品
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- 穀類(お米(玄米OK)・麺類・小麦)
- 保存食品(缶詰・瓶詰)
- インスタント食品(ラーメン)
- レトルト食品(カレー・スープ)
- 飲料(ジュース・コーヒー・お茶)
- ギフトパック(お歳暮・お中元)
- 乾物(のり・わかめ・きのこ)
- 調味料各種(醤油・砂糖・だし)
- 食用油(ゴマ油・オリーブ油)
注意事項
- 賞味期限記載の物
(1ヶ月以上ある物) - 常温保存可能な物
- 未開封な物
- 破損していない物
- お米は古過ぎない物
以上がガイドラインになります。判断に迷うものがありましたら、ご相談ください。
館林魂と館林くらしの活動として行います。
集まった食料はフードバンク北関東(三松会)へ届けます。
では9月7日はイイヅカ農園でお待ちしております。
皆さんのご協力よろしくお願いします。
駐車場について
駐車場は会場から100mほど離れた場所にあります。
県道沿いのバス停斜め向かいに「群馬生科研株式会社」という建物があります(館林市大島町2260)。その建物の前が駐車場になります。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
- 場所
- イイヅカ農園(群馬県館林市大島町2372)
- 開催日
- 2019年9月7日(土)
- 開催時間
- 10:00-16:00
- 関連サイト
- 9/7コミクル「畑deマルシェ」inイイヅカ農園