渡良瀬遊水地ラムサール条約湿地登録5周年記念カードをコンプしてきたよ

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板倉町と館林市は現在合併協議の最中です。

なので板倉町のサイトや広報はかかさずチェックすることにしています。

先日もチェックしていたら、こんな記事がめに止まりました。

ラムサール5周年記念カード(板倉町公式サイト)

渡良瀬遊水地がラムサール条約湿地登録して5周年の記念カードを関係自治体などが共同で配布しているんですね。

これは集めねばなるまいということで早速コンプしてきました!

ラムサール条約

1971年イランのラムサールという町で、水鳥と湿地に関する国際会議が開催され、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」が採択されました。この条約は採択された町にちなみ「ラムサール条約」と呼ばれています。

ラムサール条約湿地とは

環境省サイトの説明から引用します。

(ラムサール)条約に加入する国々は、自国の湿地を条約で定められた国際的な基準に従って指定し、条約事務局へ通知することにより、指定された湿地は「国際的に重要な湿地に係る登録簿」に登録されます。これがいわゆる「ラムサール条約湿地」です。
ラムサール条約では、沼沢地、湿原、泥炭地または陸水域、および水深が6メートルを超えない海域などを、湿地として定義しています。

引用:ラムサール条約と条約湿地-ラムサール条約湿地とは-

ここで言う国際的な基準とは以下のとおりです。

  1. 特定の生物地理区を代表するタイプの湿地、又は希少なタイプの湿地
  2. 絶滅のおそれのある種や群集を支えている湿地
  3. 生物地理区における生物多様性の維持に重要な動植物を支えている湿地
  4. 動植物のライフサイクルの重要な段階を支えている湿地。または悪条件の期間中に動植物の避難場所となる湿地
  5. 定期的に2万羽以上の水鳥を支える湿地
  6. 水鳥の1種または1亜種の個体群で、個体数の1%以上を定期的に支えている湿地
  7. 固有な魚類の亜種、種、科の相当な割合を支えている湿地。また湿地というものの価値を代表するような、魚類の生活史の諸段階や、種間相互作用、個体群を支え、それによって世界の生物多様性に貢献するような湿地
  8. 魚類の食物源、産卵場、稚魚の生息場として重要な湿地。あるいは湿地内外における漁業資源の重要な回遊経路となっている湿地
  9. 湿地に依存する鳥類に分類されない動物の種及び亜種の個体群で、その個体群の1パーセントを定期的に支えている湿地

引用:ラムサール条約と条約湿地-ラムサール条約湿地とは-

これらの条件を満たすとして渡良瀬遊水地は2012年7月にラムサール条約湿地として登録されました。そして今年5周年を迎えたというわけですね。

日本のラムサール条約登録湿地【渡良瀬遊水地】(ラムサール条約登録湿地関係市町村会議)

こちらのページに渡良瀬遊水地の湿地帯としての特徴が記されています。所在地欄にはこう記されています。

所在地 茨城県古河市、栃木県栃木市・小山市・野木町、群馬県板倉町、埼玉県加須市

4県、6市町をまたぐ湿地帯なんですね。実はラムサール条約登録湿地は国内に50あります。つまり登録湿地自体はめずらしいものではありません。しかし、このような4県をまたぐ登録湿地は他にありません。※次に多いのは「尾瀬」の3県(群馬県、福島県、新潟県)

つまり、渡良瀬遊水地には4県6市町が関わっているわけです。そのうちの一つが群馬県板倉町です。その板倉町は現在館林市と合併協議中です。ということは合併の暁には館林市は渡良瀬遊水地に関わる一つの市となるわけです。(まだ合併が決定したわけではありません。念のため)

合併すると古河市、栃木市、小山市、野木町、加須市とは今よりも密接な付き合いができることになります。言い換えると、県外市町との付き合いが増えるわけですね。このことは意外に重要ではないかと思います。

そのようなことを考えたので、実際にそれらの市町をめぐるいい機会だと思ったので、記念カード集めをしてきました。

各カードは所定の場所に行くともらえる

それぞれのカードは配布場所が決まっています。

茨城県古河市、栃木県栃木市・小山市・野木町、群馬県板倉町、埼玉県加須市、それぞれの指定ポイント+国土交通省のポイント、さらに渡良瀬遊水地ダムカードが3ヶ所で配布されていて、合計で8枚です。

具体的には

  1. 栃木市藤岡遊水池会館
  2. わたらせ自然館
  3. 北川辺スポーツ遊学館
  4. 古河駅構内観光案内所
  5. 野木ホフマン館
  6. 道の駅思川
  7. 体験活動センターわたらせ

この7ヶ所です。1〜6のポイントで各自治体発行のカード、7が国土交通省、3,5,7のポイントで渡良瀬遊水地ダムカードがもらえます。順番はどうまわってもかまいませんが、カードを2枚集めて3枚目をもらう時にカードケースがもらえます。このカードケースに8枚のカードを収納することができます。

渡良瀬遊水地ラムサール条約湿地登録5周年記念カードを発行7月1日から配布開始します!

(国土交通省)

カードについての概要はこんなところです。

ポイントめぐりをする

どうまわってもいいのですが、それぞれのポイントで開館時間や休館日が異なるので注意が必要です。

開館時間は4.古河駅構内観光案内所が12時〜13時がお休みかつ15時で終了で1番条件が厳しいです。

休館日については月曜日がお休みが2.わたらせ自然館、3.北川辺スポーツ遊学館、5.野木ホフマン館、7.体験活動センターわたらせです。だたし月曜が祝日の場合は開館します(その翌日が休みになります)。

最短ルートを考えてみました。

館林駅から出発して、最初に藤岡遊水池会館に行き、最後に道の駅思川に行くルートです。走行距離はこれが最短だと思います。もちろん、最初に道の駅思川に行って逆方向にめぐっても同じですが、その場合は閉館時間が早いポイントを後半にまわることになるので、時間的にシビアになります。それでも午前中に出発すれば問題ないですけどね。

実際のルートは時間の都合で最初に古河駅に行ったので、かなりロスが発生することに。

4.古河駅構内観光案内所


出発時間が遅くなってしまったので、まずは開館時間の短い古河駅構内観光案内所を目指します。

古河の町は古い街並みがたくさん残っていて楽しいです。本来なら自転車で来て見て回るのがベストなんですが、今日は残念ながらその時間はないです。また次の機会に。

こんなカードがもらえます。

2.わたらせ自然館

次は板倉まで戻って16時までのわたらせ自然館へ。

こちらは作品展などでよく来るところです。

7.体験活動センターわたらせ

次も16時までの体験活動センターわたらせを目指します。ここは渡良瀬遊水地の広大な敷地のずっと中にあります。アフリカの草原地帯のようなところを走っていくとようやくたどり着きます。

ここで国土交通省カードとダムカード、それにカードケースを入手しました。

1.栃木市藤岡遊水池会館

時間的にきついところは全て回ったのであとは順番に進みます。

本来は最初に行く予定だったポイント。

3.北川辺スポーツ遊学館

ここは道の駅きたかわべの敷地内にあります。話題の「三県境」の近くです。案内板もありました。

5.野木ホフマン館

ここは野木町煉瓦窯が2007年に国の「近代化産業遺産群」に指定され、保存していくための修復工事が昨年完了したのに併せて建てられた施設です。煉瓦窯はとても立派な建造物なのでまだ見たことの無い方はぜひ行ってみてください。

これは煉瓦窯です。見学できます。

6.道の駅思川

最後は小山市の道の駅思川です。国道50号沿いにあります。ここはわりとよく利用してます。

ここのうどん屋さんが豪快でなかなかうまいです。

カードも無事全部揃いました!

合併後の館林をイメージしてみる

とまあ、こんなかんじでやってることはスタンプラリーそのものですが、なかなか楽しかったです。

実際に行ってみると距離感や空気感がつかめます。合併後の館林がどのようなものなのか、スケール感がつかめたような気がします。合併すれば当然のことですが広くなるわけです。その広さを今のうちに実感しておくことは無意味ではないと思います。もちろん合併協議を考える上でもです。

ちなみに次回の合併協議は7月28日です。

第6回合併協議会の開催について(館林市・板倉町合併協議会)

合併協議はまだまだ道半ばです。決まっていないこともたくさんあります。そこに住民の意見を反映させていかなければなりません。そのためには合併のことを知る必要があります。

そのひとつとして、こんな近隣市町まわりをやってみるのもいいのではないかと思います。

特に栃木県の市町とのつながりは重要なポイントではないかと思います。館林市と板倉町が合併すると、足利市、佐野市、栃木市が直接の隣町になります。さらに関東どまんなかサミットつながりで小山市、野木町との結びつきもできます。もう群馬なのか栃木なのかわかりませんね(笑)。これも合併で起こることのひとつです。

なんにしても、合併して「こんなはずじゃなかった」なんてことにならないようにしたいものですね。

関連リンク

渡良瀬遊水地保全・利活用協議会(国土交通省 関東地方整備局)

渡良瀬遊水地ラムサール条約湿地登録5周年記念カードを発行7月1日から配布開始します!(国土交通省 関東地方整備局)

日本のラムサール条約登録湿地【渡良瀬遊水地】(ラムサール条約登録湿地関係市町村会議)

館林市・板倉町合併協議会