新・群馬七福神めぐり?1日で「さくらみくら」全店行ってきた

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群馬にしか無いコンビニ「さくらみくら」

さくらみくら便利店というコンビニエンスストアがあります。牛丼のすき家などを運営しているゼンショーグループが2021年より始めたコンビニチェーンです。

このコンビニ、現在群馬県内のみ店舗展開をしています。

2023年1月5日現在の店舗は9店舗。

店名 オープン日
笠懸阿左美 2021/06/04
伊勢崎境上渕名 2021/07/29
太田下浜田店 2021/11/25
館林瀬戸谷 2022/01/20
みどり大間々 2022/03/17
太田新田市野井 2022/04/21
太田内ケ島 2022/05/26
桐生広沢町1丁目 2022/06/23
大泉東小泉 2022/07/21

(オープン日順)

2021年6月に1号店の「さくらみくら便利店 笠懸阿左美」のオープンを皮切りにおもに群馬県東毛地区を中心に9店舗展開しています。市町村別の内訳を見ると

  • 太田市 3店舗
  • みどり市 2店舗
  • 伊勢崎市・桐生市・館林市・大泉町 各1店舗

となっています。

さきほどのリストを見ると、9号店の大泉東小泉が2022年7月にオープンしてからは新たな店舗はありません。

私の推測になりますが、さくらみくらの9店舗は1号店がオープンする前にすでに決まっていたのではないかと思います。まず9店舗を東毛地区中心に展開して、店舗からのフィードバックを吸い上げる。その後にそのデータを活かして、大規模な展開を始めるのではないかと思っています。つまりこの9店舗はプロトタイプの意味合いが強いテスト店であろうと、勝手に思っています。

今は次の展開までの力を蓄えている時期であろうと。まあ私の勝手な推測にすぎませんが。

そう考えると、今ある9店舗が特別な存在に見えてきます。将来さくらみくらが全国展開した時には伝説の「さくらみくらナイン」と呼ばれるに違いない(妄想入ってますね)!

ならば、今のうちに全店舗まわってみようかと思い立ったのが、「新・群馬七福神めぐり」です。七じゃなくて九なんですけどね💧

実際にまわるとどのくらいの距離になるか調べてみました。

なるべく短い距離で回ると50kmちょっと。これなら自転車で回れますね。健脚の方なら走って回ることも可能だと思います。

ということで、やってきました!

1日でさくらみくら全店訪問 (さくらみくらナイン)

いちおうルールを決めます。

店舗に立ち寄ったら、なにか買う

以上。

これだけ決めておきます。予想タイムは6時間。ただ走るだけなら4時間もあればいけそうですが、買い物して、食べたりする時間を考慮するとそのくらいはかかるかなあと。1店舗10分滞在しても1時間半ですからね。

回る順番は以下のとおりです。たぶんこれが最短。

  1. 館林瀬戸谷
  2. 大泉東小泉
  3. 太田内ケ島
  4. 太田下浜田店
  5. 太田新田市野井
  6. 伊勢崎境上渕名
  7. 笠懸阿左美
  8. 桐生広沢町1丁目
  9. みどり大間々

では出発です!

1 さくらみくら便利店 館林瀬戸谷 (4号店)

館林出発なので、さくらみくら便利店館林瀬戸谷からのスタートです。さくらみくらの店舗のネーミングルールは特徴があって、『「市町村名」+「町名」、ただし市町村は省く』が基本です。一部例外もありますが、それは後ほど。

実は、この寝坊しまして、10時スタートの予定が12時スタートになっています。予想所要時間6時間と見ているので途中で完全に日が暮れると思われます。からっ風もそこそこ吹いているので、まぁまぁピンチかもしれません💧

さくらみくらの店舗の特徴は、駐車場が広いこと、駐輪スペースがあること、店の前にテーブルがあること、イートインスペースがあること(一部店舗を除く)、などなどです。

詳しくは後述しますが、現在のさくらみくらの店舗スタイルが初めて確立した店舗だと思われます。少し説明しますと、さくらみくらの特徴である店舗の前のテーブル席や自転車置き場がこのデザインになった初めての店舗が館林瀬戸谷となります。

店外にテーブルがあったり、イートインスペースがあるのは、店内調理をしているということが大きいと思います。店内調理しているのは、お弁当、うどん、揚げ物、おにぎりなどです。

なので、ここでは店内調理の揚げたてカレーパンと緑茶をいただきました。朝ごはん食べてないので、これが朝ごはんです。がっつり行ってもいいんですけど、まだ8店舗もあるので、このくらいにしておきます。

では2店目に向かいます。

2 さくらみくら便利店 大泉東小泉 (9号店)

館林瀬戸谷から大泉東小泉までの距離は12kmほどです。実は今日の移動で一番長距離です。さくらみくら9店舗の中で館林瀬戸谷は最東端かつ最南端の店舗です。一番端っこにあるんですね。

多々良沼の脇を通って

シンボルタワー未来MiRAiを見つつ向かいます。からっ風が気になり始めました。今回のルートだとほぼ向かい風が続くと思われるので、前途多難です💧

東小泉駅の前を通過。

さくらみくら便利店大泉東小泉に到着です。旧国道354号線沿いにあります。東武小泉線東小泉駅からすぐですね。全店舗の中で一番駅から違いお店です。

ブライドチキンとホットコーヒーをいただきます。

若いお客さんが多かったです。今は冬休みですけど、学校が始まったら小泉線を利用する高校生がけっこう使ってそうな気がします。

のんびりしていたらもう1時半です。やばいなあ

3店舗目に向かいます。

3 さくらみくら便利店 太田内ケ島 (7号店)

大泉東小泉から大泉東小泉までは4.5kmほど。近いです。ここからは太田の店舗が3つ続きます。

スバル大泉工場前を通過して太田市に向かいます。

さくらみくら便利店太田内ケ島に到着。太田の中心地に近いのでお店の前の道路(県道323号鳥山竜舞線)はかなりの交通量です。

ミヤタのヤングドーナツ(牛乳入り)とホットコーヒー(ブレンドL)をいただきます。この店舗にはイートイン席が無かったので、外のテーブルでいただきます。コーヒーは持参した保温ボトルに入れて、移動中に飲むことにします。やっぱりからっ風がしんどいです(>_<)

時間は2時をまわりました。次の店舗に向かいます。

4 さくらみくら便利店 太田下浜田 (3号店)

太田内ケ島から太田下浜田は約4kmです。また近いですね。

国道407号線を南に進み、右折してラフィエット通りに入ります。

またまたスバルの工場が。矢島工場です。

ほどなく、さくらみくら便利店太田下浜田に到着。

このお店は初めて見るタイプでした。店舗前がふつーのコンビニによくある作りで、テーブルがありません。自転車置き場もなかったような。

テーブルはなんと駐車場の中に!けっこう衝撃的ですね😁

敷地の奥行きが無いからこうなってるのだと思います。そのかわり横長です。

店内にはイートインスペースが確保されています。こういう違いは1日で全部回ってるから気づいたことで、それだけでもやってる価値があるかな?かも?

都こんぶを購入しました。

時刻は2時半を回りました。

太田の最後の店舗に向かいます。

5 さくらみくら便利店 太田新田市野井 (6号店)

太田下浜田から太田新田市野井は8kmほどあります。そこそこ離れていますね。というのも太田新田市野井は名前からもわかるように、旧新田町にあります。

そんなわけで実質隣町なのでこんなところを通ります。進行方向は北西。すなわち向かい風!吹きさらしのからっ風が凍みますねえ。天気がいいからそんなに寒くは無いんですけど、風がきつい。

ひぃひぃ言いながら県道2号線に出ます。この道は狭い割に交通量が多いので自転車では走りたくないですね。でもこの道沿いにお店があるので、行くしか無いです。気がつくと車は渋滞。どうやら反町薬師への初詣客で、交通整理なども行われていました。正月からご苦労さまです。

この道は走りにくいですが、建物が多いので風の影響が少ないのは利点です。ジョイフル本田新田店や東毛酪農の前を通過するとまもなく到着です。

さくらみくら便利店太田新田市野井です。順番でいくと中間地点ということになりますね。ここは見せ前にテーブルと自転車置き場があります。店内にはイートインスペースもあります。

アーモンド効果を購入しました。さっき東毛酪農を通ったのに、ぼおっとしていて忘れてました。正月で牛乳の消費が落ちているからなおさら牛乳を買うべきでしたが、次で買おう。

時刻は3時半。そろそろ厳しくなってきたぞと。

次は伊勢崎です。

6 さくらみくら便利店 伊勢崎境上渕名 (2号店)

太田新田市野井から伊勢崎境上渕名は4.7kmほど。近いですね~同じ県道2号線沿いにあります。

それは、伊勢崎境上渕名が旧境町にあるからです。伊勢崎の市街地からはだいぶ離れたところにあります。地図を見て気がついたのですが、伊勢崎境上渕名の店舗は上武国道の手前にあります。他の店舗も確認しましたが、上武国道の西側にはさくらみくらの店舗は1軒もありません。なかなか興味深い気づきでした。

ずんずんと走りにくい県道2号線を西に進んでいくと、「境共同トレーニングセンター」があります。いわゆる「トレセン」ですね。ここは以前あった高崎競馬場の境町トレーニングセンターとして使用されていました。

現在は南関東公営競馬の外厩として活用されているそうです。

ほどなくさくらみくら便利店伊勢崎境上渕名に到着。だいぶ暗くなってきました💧

県道沿いなので交通量は多いですが、周辺に店舗が少ない住宅地ですね。こういう場所にある店舗は初めてかもしれない。

まだ明るいです。次の店舗まで明るいうちに着ければなんとかなるかなあ。

自転車置き場がアスファルト直かですね。これまで見てきた他の店舗の自転車置き場はコンクリートが貼られていました。伊勢崎境上渕名は2021年にオープンした店舗で、この後にできた店舗は改良されたのかもしれません。すごいマニアックな話をしてますね😅

トイレをお借りしました。さくらみくらのトイレはすごい立派なんですよね。基本的に全店この作りです。手すりも付いています。

お子さん連れの方でも安心して利用できます。うーん、すばらしい。

牛乳のことはすっかり忘れてプレッツェルドッグをいただきました。これも店内調理です。

時刻は4時。6店舗で4時間。ここまでは予想通り。ですが、2時間の遅刻が痛い。

とりあえずは、次の店舗まで明るいうちに着ければどうにかなりそうなので、頑張ります。

7 さくらみくら便利店 笠懸阿左美 (1号店)

次はいよいよ1号店です。伊勢崎境上渕名から笠懸阿左美までは10km。本日2番めに長い移動距離となります。

日が落ちて来たので寒くなってきました。振り返ってみるとこのあたりがからっ風のピークでした。風を遮るものが何もない。これぞ北関東!

北関東自動車道をくぐって、県道68号桐生伊勢崎線に向かいます。

藪塚バッティングセンター!つまりここは太田市です。太田市を通過してみどり市に行きます。

桐生伊勢崎線は拡幅工事中で、中央分離帯みたいなところを走ってます。やがて舗装がなくなって砂利道を走ることに!

すっかり暗くなった砂利道をおそるおそる走ってようやく到着。しかし道路がすごいことになってるなあ。

さくらみくら便利店笠懸阿左美です。1号店ですよ!さくらみくらの歴史はここから始まりました。そう思うとテンション上がりますねえ。ただし寒いですが💧

なお、店舗名ですが、『「市町村名」+「町名」、ただし市町村は省く』のパターンであれば「みどり笠懸町」か「みどり笠懸町阿左美」になりそうですが、合併前の旧市町村名「笠懸」+町名「阿左美」となっています。

店の前の舗装が他のどの店舗とも異なっています。暗いので正確な色がわからないのですが、赤っぽいアスファルトなのかな?コンクリートはありません。この舗装で試して、改良していって今のスタイルになったんでしょうね。そして、コンクリートが最初に敷かれた店舗は4号店の館林瀬戸谷であるようです。マニアック過ぎますね😅

ゆうやけのさくらみくら

完全に日が沈む前に到着できたので、たぶんなんとかなるでしょう。

ホカロンを購入しました。寒いので。いやーさくらみくらって便利ですね。

時刻は5時を過ぎました。残り2店舗です。

8 さくらみくら便利店 桐生広沢町1丁目 (8号店)

笠懸阿左美から桐生広沢町1丁目へは3kmちょっと。近い!

1番古いお店から2番めに新しいお店への移動です。

阿左美駅です。2020年に駅舎を300m北に移動して建てられた新しい駅舎です。桐生市はもうすぐです。

さくらみくら便利店桐生広沢町1丁目です。近いのですぐ着きました。国道122号線沿いにあります。国道沿いの店舗はここが唯一です。

向かいに見覚えがある建物があるなと思ったら、以前キャンプに行く時に薪を買った薪ストーブ専門店アリュメール群馬でした。

ようやく牛乳を買いました。東毛酪農の牛乳は売切れでした。買ってから思い出したのですけど、さくらみくらではホットミルクの販売をしてるんですよね。温かいほうがよかったなあ(涙)

時刻は5時半。次はラスト9店目です!では行きます。完全に日が落ちて真っ暗かつ激寒ですが(>_<)

9 さくらみくら便利店 みどり大間々 (5号店)

桐生広沢町1丁目からみどり大間々へは5.5kmほど。ゆるい上りが続きます。

国道122号線を西へ向かいます。JR両毛線とわたらせ渓谷鐵道線をアンダーパスします。この道は古い国道で道幅が狭く自転車で走るのは最悪レベルなんですが、建物が多いので風の影響が少なくて、その点では助かりました。ずっと上りなんですけど、この程度の傾斜なら風よりぜんぜん楽です。

どんどん行きます。暗いので慎重に。寒いのは仕方ないですね。寝坊したのが悪い😅

やっと見えた!

ゴール!さくらみくら便利店みどり大間々に到着です。時刻は6時10分。ほぼ予定通りです。寝坊しなければ完璧だったのにねえ。

この店舗は館林瀬戸谷の次にオープンしましたが、デザインが基本的に館林瀬戸谷と同じです。やはり2022年に最初にオープンした館林瀬戸谷が現在のスタイルの始まりだと思います。

さいごのお店でイートインスペースがあるなら食事をしようと決めていました。あって良かった!カツカレーとホットミルクLをいただきます。

店内調理のメニューは以前とだいぶ変わってますね。丼スタイルがメイン。

2022年2月時点のメニュー

以前はお弁当スタイルがメインに据えられていましたが、今はなくなり丼スタイルがメインです。このへんは現場からのフィードバックなんでしょうね。丼のメリットは、食べるのが楽、たとえば車内で食べる場合は丼のほうがいいですよね。こぼしたりするリスクも減るでしょうし。また冷めにくいのメリットでしょう。

そのへんを考えて、今のメニューになったのだと思います。

カレーもスタイルは変わっていませんが、以前は「とろけるお肉の欧風カレー」という名前でしたが、今はシンプルに「カレー」です。

味はけっこう変わりましたね。以前のも美味しかったですが、今のカレーはカツとの相性がいい気がします。おいしいですよ。ホットミルクも飲んでまったりしてしまいました。

その間、店内を見ていましたが、けっこうお弁当を買いに来る方がいて、人気があることがわかりました。できたてで、そんなに待たずに持って帰れるのでありがたいですよね。そのうえおいしいので人気が出るのはわかりますね。

では、帰りましょうか。

今後の展開が楽しみ

東武桐生線相老駅から帰ります。

寝坊したからすっかり夜になってしまいましたが、そのおかげで、わたらせ渓谷鐵道がやっている全駅イルミネーションを見ることができました。

いやーからっ風と寒さが辛かったけど楽しかったな。

さくらみくらの店舗展開は大泉東小泉が昨年2022年7月にオープンしてから5ヶ月ほど止まっていますが、第二段階に進む準備をしているのだと思います。2023年はまた店舗がどっと増えるのではないかな。群馬県外への展開もあるかもしれません。たぶん1日で全店めぐるなんてことは今が最後のチャンスだと思います。

これを真似しようという方はなかなかいないかとは思いますが、やってみると面白いですよ。

アドバイスをするとしたら、店を回る順番は逆にすることをおすすめします。そうすればからっ風が追い風になってくれるので、楽に回れると思います。

リンク

さくらみくら【公式サイト】

店舗情報 | さくらみくら