遊びについて考える。冒険遊び場で働いてみて
こんにちは。
プレーリーダー(PL)のまっきーです。
写真は先月実施したドイツ見学報告会のランチ会であやとりをした時の様子。
久々のあやとり、ほうきができてすっごくうれしかった!!
あやとりは世界共通の遊びみたいです♪そんなわけで、家でコソ練もちょこっと始めています(笑
ドイツ見学報告会の様子はFacebookページをご覧ください。
さて、もう12月。2018年も終わりですね~。
4月から埼玉県草加市の冒険松原あそび場に勤め、10月には任意団体「あいず」を立ち上げました。
それまでにどんな体験をして、素の子どもたちと直接触れ合うことで何を感じ、思ったか。
そんなことを今回は書かせていただこうと思います。
公務員から全く畑違いのNPO法人に転職した4月。
今でこそ、素の自分を出せていますが(出し切れているかは別として…)、最初は相変わらずかたーい頭で動きもぎこちなかったです。
初日は前日が引継ぎの関係で午前2時まで残っていたので、睡眠時間3時間での初出勤でした(笑
そんな初日から数か月間は、本を読んだり人に聞いたりして、「プレーワーク」ってどんなものか。「遊び」って何か。そういったことを頭で考えては行動してばかり。
「木の柱をここにおいておけば誰か遊ぶかもしれない」
「ロープがひっかけておくと、そこから遊び場が広がるかな」
など、遊び環境を整えるのを「自分の価値観」でやっていた毎日でした。
一方で子どもたちに何か言われれば、言われるがままに、頼まれるがままに動いてもいました。
根本には『「やりたい!」って思ったことは形にしてあげないと』という、自分の上から目線、建前の考えで子どもたちと接していたからでしょう。「建前のまっきーしか見たことがない」ともいわれるほどです。
そして、諸先輩方にアドバイスをいただいたり、何より子どもたちと接していくうえで、遊びを教わっている自分。子どもの感性に感動する日々。そんなことを発信し、相談していくことで「子どもって特に何かしてあげなくても自分から遊ぶ」ということに気づきました。
土+スコップ+穴…。穴を掘りたい!ダムを創りたい!
ホース+水道…。水を出したい!川を創ろう!
ペンキに壁…。なんか色塗ってみたい!
素材と環境さえ整っていれば、子どもは遊びます。そもそも遊びは「自分から行うもの」です。
そして何より、「何だろう?」「楽しそう!」「おもしろそう!」と心躍る人的環境があると、さらに遊びは広がります。そして、1人1人感性が違うので、それに合わせた環境づくりが必要です。
泥、水、かまど遊び、大型遊具づくりなどなど自分がやりたいと思うことをひたすらやってみる。
それが子どもの「やりたい!」を引き出すきっかけになったりします。
全身泥パックしたときには泥合戦、川のダムづくりはまっきーが大好きな遊びの一つ。大型遊具づくりも途中から子どもたちも参戦し、子どもたちの設計、考えを中心に作ったりしました。
子ども本人が感じて、やりたいと思うことは、すべてが遊びといっても過言ではないでしょう。大人にとっては意味のないことかもしれない。でも子どもはその行動に意味を求めていません。楽しいから、気持ちいいからやる。繰り返す。その子どもたちの感性を感じ取り、環境づくりをするのが大人の役割であり、プレーパークで働くということだと思います。
遊びに「指導者」はいりません。困ったことがあったら「一緒に考えてくれる仲間」が必要なのです。
それが同級生だったり、たまたま一緒にいた初めて会う子だったり、時にはプレーリーダーだったりします。そして、そんな関わりを通して、子ども達は心身ともに、社会的にもどんどん成長していくのです。
遊び込んでいる子どもたちの表情はイキイキと、どこか自分に自信があるようなすっきりしたものなのは、「自分で考えて、行動して、なんの混じりけもない感覚・感情を全身で感じているから」だと経験から思います。
こんな遊びを保障する環境が「冒険遊び場(プレーパーク)」であり、「地域で見守る大人の目」です。子ども達を見守る大人のみなさんもどこかほっとしたような、安心した、いい意味で楽ができているな環境がそこにはあります。そして、それは自分たちで創ることができます。
あいずは、少しずつですが、こんな遊び場を館林でも展開していますよ(*^-^*)
12月は25日(火)。
なんとクリスマスにプレーパークと異世代・多世代交流会「夜カフェ」を開いちゃいます♪
ご都合のつく人はぜひ遊びに来てね~!詳しくはFacebookページをチェックです!
これからもあいずを、プレーパークをよろしくお願いします!
『子ども目線のまちづくり』を一緒に考えていきましょう!
最後はドイツ見学報告会後のランチ会での集合写真♬
~遊びから社会を変える!つながりを創る!~
あいず
代表 牧田 康平
TEL 080-1139-4675(代表 牧田)
Email i.eye.lovers@gmail.com