館林産の納豆を食べるには「製造所固有記号」を調べよう

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先日、館林市外在住の方に「くめ納豆おいしかったよ!これ館林で作ってるんだね〜これだけおいしいのなら水戸納豆じゃなくて館林納豆を名乗ればいいのにね〜」と言われることがありました。

そういえば、くめ納豆は今はミツカングループなのでしたね。ミツカングループということはミツカンは館林に工場があるので、館林さんのくめ納豆があってもおかしくありません。

実際に市内の店頭で売られているくめ食品やミツカンの納豆は館林工場で作られたものなのか、検証してみました。

食品工場にはそれぞれ製造所固有記号がある

ミツカンは館林に製造所をもっていますが、大企業なので、日本中にいくつも製造所があります。だから、納豆も館林工場で作られているかもしれませんが、他の工場で作ったものかもしれません。

どの製造所で作られたのかを確認しなければなりません。どうやるのか。

ミツカングループの製品には製造所固有記号が記載されているのでそれを確認すればどこで作られたかがわかります。

では、製品に記されている製造所固有記号を確認してみます。


まずは、ミツカンの「とろっ豆納豆」から。賞味期限の記載欄の下段に「+K」の表記があります。どうやらこれが「製造所固有記号」のようです。


次に「くめ納豆」を見てみます。こちらも賞味期限欄下段に「+K」の文字があります。

この記号はどこの製造所なのかを調べてみます。

どうやってしらべるかというと、ちゃんとミツカンが公表しています。

ミツカングループの製品は、どこで製造していますか?固有記号の見方を教えてください。

このページに製造所固有記号のリストへのリンクがあります。

製造者固有記号一覧(PDF)

一覧を見てみると、こんな内容です。

ミツカン館林工場は「+K」

ひとつめの表の一行目に

製造者固有記号 K

製造者名 株式会社Mizkan 館林工場

とあります。また、一番上の説明に『「+」が頭についています』とあります。

つまり、館林工場で製造された製品は「+K」ということですね。

ふたつめの表はは旧表示基準での固有記号で、「MK」「GT」も館林工場で製造されたものだということがわかります。

なので、先ほど見た納豆は「+K」なので、いずれもMizkan館林工場で作られたものだということがわかりました。

これで、「地元の納豆が食べたいな」と思った時はミツカンやくめ納豆を買えばいいですね。これも地産地消のひとつといえるでしょう。

カルピス館林工場は「KC」

ミツカンに限らず、ほかの食品メーカーも製造所固有記号を公表している会社があります。

カルピスの場合を調べてみますと、現在はアサヒグループに入っているので、アサヒ飲料のサイトで確認できます。

この商品はどこで作られたものですか? (Q&A|お客様相談室|アサヒ飲料)

このページからリンクされている

商品パッケージの見かた|なぜなぜまめ事典|お客様相談室|アサヒ飲料

このページで製造所固有記号を入力するとどの工場で製造されたか答えてくれます。

記号に「KC」と入れると製造所所在地は「群馬県館林市」と出てきます。これはカルピス館林工場のことなんですね。

地元を身近に感じられる。地産地消も。

こんなぐあいに製造所固有記号というものがあるということを知っていれば、地元の製造工場で作っている食品を選んで買うこともできますし、より身近に地元の食品メーカーを感じることもできます。

地産地消にもなりますしね。

知っていて損はないと思うので、ご参考に。