昨年11月から今年3月まで販売されていた東武鉄道の「日光・足尾ルートパス」がリニューアルして帰ってきました。名前は『デジタル日光・足尾ルートパス』。
どんなきっぷなのか、見てみましょう。
デジタル日光・足尾ルートパス
内容
『デジタル日光・足尾ルートパス』は東武線(東上線・越生線を除く)を発着駅として、東武線と、日光市営バス、わたらせ渓谷鐵道線を乗り継ぐことで、日光と足尾をぐるっと旅することができる、2日間有効なルートパスです。前回は紙のきっぷでしたが、「NIKKO MaaS」にて、デジタルパスとして販売します。
ルートは2通り
このパスのルートは2通りあり、それぞれ別の切符として設定されています。
【東武日光ルート】
スタートとなる東武線の駅から、最初に東武日光線を通って日光に入り、日光市営バスで足尾に抜けて、わたらせ渓谷鐵道線に乗り、東武伊勢崎線に乗り継いで、スタート駅に帰るというルートです。
東武線発駅⇒東武日光駅⇒日光市営バス 足尾 JR 日光駅線⇒わたらせ渓谷鐵道線⇒大間々(赤城)・相老駅⇒東武線着駅 (発駅と着駅は同一駅です)
区間によって、フリー区間(両方向乗り降り自由)、同一方向(進行方向)に限り乗り降り自由、途中下車不可の3つに別れています。
- 東武線の発駅~下今市駅、太田駅~着駅は途中下車不可
- 東武線の下今市~東武日光・新藤原駅間および赤城・相老駅~太田駅間はフリー区間
- わたらせ渓谷鐵道線の間藤~相老駅間は、同一方向に限り乗り降り自由
- 日光市営バスの東武日光駅~清滝間は乗車専用区間のため降車不可ですが、細尾リンク入口~双愛病院駅間は乗り降り自由
【相老・赤城ルート】
スタートとなる東武線の駅から、最初に東武伊勢崎線・桐生線を通って、わたらせ渓谷鐵道線に乗り継ぎ、日光市営バスで日光に入り、東武日光線に乗り継いで、スタート駅に帰るというルートです。
東武線発駅⇒相老・赤城(大間々)駅⇒わたらせ渓谷鐵道線⇒日光市営バス 足尾 JR 日光駅線⇒東武日光駅⇒東武線着駅 (発駅と着駅は同一駅です)
- 東武線の発駅~太田駅、下今市駅~着駅は途中下車不可
- 東武線の太田~相老・赤城駅間および東武日光~下今市駅~新藤原駅間はフリー区間
- わたらせ渓谷鐵道線の相老~間藤駅間は、同一方向に限り乗り降り自由
- 日光市営バスの双愛病院~細尾リンク入口間は乗り降り自由ですが、清滝~東武日光駅間は降車専用区間のため再乗車不可
購入方法
NIKKO MaaSのサイトから
※スマートフォンからのみアクセスできます。PCからは購入できません。
デジタル日光・足尾ルートパス【東武日光ルート】 ※スマートフォンから
デジタル日光・足尾ルートパス【相老・赤城ルート】 ※スマートフォンから
従来は事前に販売駅で購入する必要がありましたが、NIKKO MaaSを利用するよう変更されたため、その必要がなくなりました。発着駅が無人駅でも困らなくなりましたね。紙の切符をコレクションしたい方は寂しいかもしれませんが。
発売期間と発売額
夏季 5月10日~9月30日 大人3,800円 小児1,900円
冬季 12月1日~3月15日 大人3,500円 小児1,760円
※消費税込
冬季は300円安くなっています。(大人の場合)
参考
館林からの利用で、ふつうに切符を買って乗り継いだ場合にいくらかかるか計算してみました。一例です。
【東武】館林→鬼怒川温泉 | 1,400 |
【東武】鬼怒川温泉→東武日光 | 330 |
【日光バス】東武日光→足尾駅前 | 1,100 |
【わ鐵】足尾→相老 | 1,070 |
【東武】相生→館林 | 540 |
合計 | 4,440 |
このケースでは、夏季の場合、4,440-3,800=640円安くなります。冬季なら940円安くなりますね。フリー区間で乗り降りを繰り返すともっとお得になります。
有効期間
利用開始日から2日間
利用可能列車・バス
東武線(東上線・越生線除く)の優等列車以外の全列車、わたらせ渓谷鐵道線普通列車および日光市営バス
- ※東武線特急列車・座席指定列車・SLに乗車する場合は、特急券・座席指定券・SL座席指定券を別途購入してください。
- ※わたらせ渓谷鐵道線トロッコ列車に乗車する場合は、トロッコ整理券を別途購入してください。
特典
デジタル日光・足尾ルートパス提示による施設や飲食店・お土産店での割引やサービス等の特典が受けられます。
関連リンク
デジタル日光・足尾ルートパス【東武日光ルート】 | お得なきっぷ | 東武鉄道公式サイト
デジタル日光・足尾ルートパス【相老・赤城ルート】 | お得なきっぷ | 東武鉄道公式サイト
個人的にはこのきっぷは興味があったので、一度利用して旅をしたいと思っています。