7月15日、山本一太群馬県知事は定例記者会見を行いました。
20210715山本一太群馬県知事定例記者会見 – YouTube
その中から、新型コロナウイルス関連の内容をまとめました。
※記事内画像はモニター資料からの引用です。
警戒度「2」継続
群馬県の独自基準である警戒度は「2」を継続です。
期間
7月19日(月)~8月1日(日)
要請内容
要請内容に特に変更はありません。
個人
- ハイリスク者の外出やリスクの高い行為などは十分注意
事業者
- 感染防止対策の徹底
- 新しい働き方の推進(テレワーク3割目標)
学校
- 通常登校を継続
- 県外移動を慎重に判断すべき地域の学校との対外試合等は自粛 ※全国大会等は除く
県外移動について
「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」対象の6地域への移動は極力控える
その他感染が拡大している地域(栃木県・茨城県)への移動は特に慎重に
夏休み期間中のお願い
第3波 年末年始
第4波 GW
第5波 夏休み?
警戒が必要ということで、夏休み期間中のお願いがありました。
オリンピックに関することが目新しいですが、それ以外は従来からの要請と基本的には変わりません。
東毛ワクチン接種センター
東毛ワクチン接種センターの稼働状況
稼働率は先週の98.5%から更に上がって、99.9%。ほぼ100%です。
7月14日時点で
接種実績 累計 36,566人 直近1週間は 6,996人
稼働率 直近1週間の1日平均 99.9%
東毛ワクチン接種センターでは、7月13日以降接種分から64歳以下の方へのワクチン接種が始まっています。
予約は群馬県公式LINEから。
県央ワクチン接種センター
県央ワクチン接種センターの稼働状況
7月14日時点で
接種実績 累計 72,229人 直近1週間は 33,901人
稼働率 直近1週間の1日平均 91.9%
※群馬モデル除く
群馬モデルは6月26日から開始。7月7日までに累計 5,583人 直近1週間は 2,997人
※群馬モデルとは、県央センターでの職域接種のことです。
群馬モデルの受付は7月9日で終了しましたが、7法人約19,000人が接種を受けます。
県内の感染状況
直近1週間で亡くなった方はいません。
7月に入ってから重症患者が出ていません。
新規感染者数の推移
今週は47人。先週は29人。先週から1.6倍に増加していて、リバウンドの兆候があります。
警戒度移行の判断基準:感染状況
警戒度引き上げや引き下げをする際の判断基準となる数値です。
新規感染者数の基準値は1日平均20人。
現在値は6.6人/日。
経路不明の感染者数の基準値は50%。
現在値は52.2%。
検査の陽性率の基準値は7%。
現在値は1.4%。
新規感染者の状況(年代別)
30代以下の割合が増えています。
新規感染者の状況(推定感染経路別)
先週から引き続きですが、感染経路不明の新規感染者のうち半数は県外往来歴があったとのこと。
警戒度移行の判断基準:医療提供体制
人工呼吸器使用の基準値は74台中38台。
現在値は3台。先週は3台。
うちECMO使用の基準値は12台中5台。
現在値は1台。先週は1台。
人工呼吸器の稼働には多数の医療スタッフが必要です。人工呼吸器の使用率が上がるということは医療現場への負担が跳ね上がるということでもあります。
病床の稼働率の基準値は警戒度2で15%、3で40%、4で70%。
現在値は7.6%。先週から上昇していますが、警戒度1の水準です。
宿泊療養施設の稼働状況は971室中25人。
10万人当たりの新規感染者数:保健所管内別
引き続き安定的状況です。
群馬県のワクチン接種率
高齢者のワクチン接種率
群馬県の高齢者接種率です。()内は全国平均。
1回目の接種率は83.25%(79.28%)。都道府県別順位は12位(先週は11位)。
2回めの接種率は53.22%(52.24%)。都道府県別順位は28位(先週は30位)。
県全体の接種率
県全体(18歳以上)の1回目の接種率です。()内は全国平均。
1回目の接種率は35.25%(31.49%)。都道府県別順位は20位(先週は24位)。
群馬県全体で、3人に1人以上の方が1回接種を受けたことになります。
ワクチン供給体制
県内市町村のワクチン接種実績と在庫量
前回の記者会見で説明のあった在庫調査の結果が出ました。
納入済みワクチンが1,253,655回分
うち
接種実績(使用済み) 673,327回分(53.7%)
実在庫(未使用) 486,419回分(38.8%)
実在庫(未使用分)は市町村が今後の接種のために準備しているものだということが確認が取れたということです。
把握不足量 93,909回分(7.5%)
こちらの数値は、市町村が把握できていない分です。この実態についてははっきりとした言及がありませんでした。今後さらに調査をしていくとのことです。
国からの今後の供給量・スケジュール
市町村の接種で使われるファイザー製のワクチン供給量です。
8月2日からの供給量はピークの6割弱(152箱約17万回分)にとどまります。これは9月まで続くとの方針が国から出されています。
この供給量と現在の実在庫で11月末までに希望するすべての県民への接種を完了するという目標は達成できるとしています。
また、8月2日からの供給分については、市町村の接種状況を見て県の裁量で供給を調整できる調整枠が復活します。
県全体の接種能力について
国からのファイザー製ワクチン供給量が減少することでモデルナ製ワクチンを使用する県営ワクチン接種センターの比重が高まることになります。
なお、県央・東毛ワクチン接種センターで使用しているモデルナ製ワクチンに関しては9月末までの分はすでに確保しているとのことです。