パークインの再開は平成30年度中

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今年3月をもって営業を停止しているパークインですが、市としては平成30年度中の再開を目指しているようです。

営業停止中のパークイン

注目度の高いパークイン再開問題

11月1日付けの館林市広報といっしょに配布された「市議会だより」の内容は9月の定例会についてのまとめになります。9月の定例会において8人の議員から一般質問がありましたが、そのうち3人の議員がパークインに関する質問をしています。

パークイン営業停止の経緯について

その前にパークインが営業停止になった経緯について、6月の定例会で大野泰弘経済部長が渋谷理津子議員からの質問への答弁で明らかにしています。すこし長いですがそのまま引用します。

経緯を申し上げますと、つつじが岡パークインにつきましては、平成24年4月から平成29年3月末までの5年間、株式会社パークイン栄様が指定管理者として運営しておりました。しかしながら、指定管理の受託期間、4年連続で赤字経営となった結果を受けまして、5年目になりますけれども、平成28年の5月から経営改善に向けて店舗診断を実施し、経営の専門家である中小企業診断士に分析、アドバイスをいただきました。その後、こういった経営分析も含めまして、パークイン栄様と協議を重ねた結果、残念ではありますけれども、平成28年9月13日に当初の指定管理契約期間、平成29年3月までの5年間を終了した時点で継続はしないという申し入れがございました。

一方で、つつじが岡パークインは平成5年の建設当時から、施設の部分的修繕を行いながら運営してまいりました。施設設備の老朽化が進み、現状では入浴施設を運営するためのボイラー設備等の交換が必須という状況になっております。また、建物本体や内装なども経年劣化が著しく、継続的な施設運営には大がかりな施設改修が必要な状況でございました。そういった施設改修や指定管理の継続を含め、検討する時間が必要と考えまして、先ほどの新聞記事にもありましたとおりの本年4月1日からの停止ということになったわけですけれども、そうなったもう一つの理由としましては、つつじが岡パークインは半年前の10月1日から翌年4月の予約受け付けを行っておりまして、この秋の時点で4月からの利用停止を判断せざるを得なかったというところもございます。

出典:館林市議会 会議録検索 「平成29年6月定例会(第2回)06月13日一般質問03号

要約すると、パークインの運営は赤字続きで指定管理者の(株)パークイン栄は指定管理者契約の継続をしないことを市に申し入れたということが1点、2点目はパークインのボイラー設備を始めとして建物本体や内装の経年劣化が著しいため継続運営するには大掛かりな改修が必要ということ。

そして今後どうするかを検討する時間が必要なので今年3月いっぱいで営業停止にしたということです。

経営難と老朽化で今後どうするか、閉鎖か再開か、これについて9月の定例会の一般質問の内容を見てみます。

パークインの今後の計画について

2017年9月5日、6日の一般質問より

権田昌弘議員

《質問》
つつじが岡パークインの今後のスケジュールは。

《答》
平成30年度には事業者を決定し、早期に再開できるよう努めてまいります。

渋谷理津子議員

《質問》
パークインの来年度の利用再開に向けて、どのように進捗していますか。

《答》
指定管理以外の方法も検討しながら、平成30年度中にできるだけ早期に再開する目標で進めております。

《質問》
市長は、パークインがどうあるべきと考えますか。

《答》
パークインは宿泊数が落ち込み、閉鎖も考えましたが、存続、再建を望む市民の声が非常に大きく、再建という選択肢をとることになりました。「健康」というキーワードで地域資源を生かし、地元の食材や医療機関と連携し、新しい形の滞在型観光が創出できるのではないかと考えます。

小林信議員

《質問》
パークインは観光施設として継続していくとの結論に達したということでありますが、魅力ある施設にしていかなければなりません。ボイラーの老朽化等が挙げられておりますが、太陽光を活用してお湯を沸かし、足湯やサウナを設けることにより、新たな利用客を増やすことができるのではないでしょうか。

《答》
今後、意見交換などでご意見をいただきながら、メリット、デメリットを精査し、魅力ある要素をどうするかなどを含め、取り入れられるものは取り入れていきたいと思います。

以上の内容は2017年11月1日発行の「市議会だより」からの引用です。質問内容をすべて読みたい方はそちらをご覧ください。

ネットでも読めます。

たてばやし市議会だより(館林市議会)

パークイン再開は平成30年度中に

市議会での答弁からパークインが平成30年度中(2018年度)の再開に向けて検討が進められていることがわかりました。

とはいえ、まだ具体的ではないですね。

明らかになったことは

  • 宿泊数の落ち込んだため、閉鎖を検討した
  • 存続・継続を望む市民の声が非常に大きかったので再建を決めた
  • 平成30年度中できるだけ早期の再開を目指している
  • 指定管理制度以外の方法も検討している
  • 「健康」がキーワード
  • 意見を吸い上げ取り入れられるものは取り入れていきたい

今後住民説明会などが開かれると思いますが、要望は市にどんどん伝えていきましょう!!