群馬県内の鉄道が1日乗り放題の切符「ぐんまワンデーパス」があります。
この切符はとてもお得に使えるのですが、販売がエリア内のJR駅と旅行会社に限られていて、例えば朝イチて館林から利用しようと思うと、前日までに切符を購入しておかなければなりませんでした。当日買ってもいいのですが、その場合は、乗り継ぎのJR駅までの切符は別に買う必要がありました。
今回、JRから発表された「ぐんまワンデーローカルパス」はスマートフォンで手続きが完了し、スマートフォンが切符代わりになるので、切符を駅で購入する必要がありません。
なので、思い立ったその日に使えます。これはとっても便利ですねえ。
内容を詳しく見ていきたいと思います。
ぐんまワンデーローカルパス
「ぐんまワンデーローカルパス」の内容は「ぐんまワンデーパス」とほぼ同じですが、相違点もあります。
フリーエリア
群馬県内のJR線(両毛線小山-桐生,高崎線深谷-新町を含む)、上信電鉄線全線、上毛電気鉄道線全線、群馬県内の東武鉄道線(佐野線館林-佐野を含む)、群馬県内のわたらせ渓谷鐵道線の普通列車(快速含む)の普通車自由席、およびJRバス関東志賀草津高原線(長野原草津口-草津温泉バスターミナル)、同じく碓氷線(横河-軽井沢)が乗り降り自由で利用できます。
特急列車については、特急券等を別途購入で利用可。
新幹線は利用できません。
※わたらせ渓谷鐵道線のトロッコ列車は利用できません。
「ぐんまワンデーパス」との相違点は、「新幹線は利用できない」という点です。
「ぐんまワンデーパス」では高崎-安中榛名、高崎-上毛高原の両区間の新幹線を利用することができますが、「ぐんまワンデーローカルパス」は新幹線の利用ができません。
でもこれはほとんどの場合デメリットにはならないと思います。後述しますが、メリットのほうが大きいんじゃないかと思います。
そして、もうお約束になりましたが、東武日光線板倉東洋大前駅は対象外です💦
期間
発売期間 2022年11月9日(水)~2023年3月31日(金)
利用期間 2022年11月9日(水)~2023年3月31日(金)
有効期間 1日間
この期間は「ぐんまワンデーパス」も販売しています。どちらか選べるということですね。
料金
おとな 2,370円 (-300円)
こども 1,180円 (-150円)
カッコ内の数字は「ぐんまワンデーパス」との差額です。新幹線に乗れない代わりに1割以上お安くなっています。これは大きなメリットではないかと思いますね。
県内の移動で新幹線を使うケースはそんなに無いと思うので、大半の方にとってはメリットだと思います。
利用方法
必要なもの
スマートフォン、メールアドレス・クレジットカード(またはモバイルSuica)
また、会員登録が必要です。
スマートフォンでMaaS Webサイトにアクセスして購入します。
パソコンからは利用できません。
発売期間中に利用日を指定せずに購入できます。利用開始時に使用開始操作を行った日から1日間有効となります。
駅レンターカー利用補助券
JR東日本レンタリース指定の営業所で使える「駅レンタカー利用補助券」がもらえます。これは「ぐんまワンデーパス」と共通です。
有効期間が若干異なります。
ぐんまワンデーパス
切符の有効期限の前日・当日・翌日のいずれか1回限り
ぐんまワンデーローカルパス
切符の有効期限の当日のみ1回限り
つかいかたいろいろ
いろんな使い方があると思います。安くなったので元を取るのも簡単になりました。つまりそれだけお得ということですね。
たとえば、
館林から軽井沢に行く場合、東武で伊勢崎に出て、JRので横川に移動、JRバスで軽井沢に行くルートで片道2,040円かかります。往復で4,080円。
4,080-2,370=1,710円お得!
館林から世界遺産を見に富岡に行く場合、東武で伊勢崎に出て、JRで高崎に、上信電鉄で上州富岡に行くルートで片道1,760円かかります。往復で3,420円。
3,420-2,370=1,050円お得!
私鉄もOKというのがいいですね。
目的地が複数になれば、さらにお得になるので、運賃を気にせず群馬旅ができますね😁