2014年より群馬県内の鉄道がほぼ全線乗り放題になる「ぐんまワンデー世界遺産パス」が毎年発売されてきましたが、2022年から内容をリニューアル！名前も「ぐんまワンデーパス」となります。
ぐんまワンデーパス 2022年
鉄道＋駅レンタカーで旅の選択肢が広がる！「ぐんまワンデーパス」を発売します！(JR東日本ニュース)より
「ぐんまワンデー世界遺産パス」から「ぐんまワンデーパス」に名称が変わり、内容もいくつか変更点があります。
フリーエリア
群馬県内のJR線(両毛線小山-桐生，高崎線深谷-新町を含む)、上信電鉄線全線、上毛電気鉄道線全線、群馬県内の東武鉄道線(佐野線館林-佐野を含む)、群馬県内のわたらせ渓谷鐵道線の普通列車（快速含む）の普通車自由席、およびJRバス関東志賀草津高原線(長野原草津口-草津温泉バスターミナル)、同じく碓氷線(横河-軽井沢)が乗り降り自由で利用できます。
新幹線や特急列車については、特急券等を別途購入で利用可。 ※わたらせ渓谷鐵道線のトロッコ列車は利用できません。
変更点 エリアが広がった
昨年までは対象外だった、JRバス関東碓氷線(横川～軽井沢)も利用できるようになります。つまり、このフリーパスで軽井沢に行けるということです！
その一方で、東武日光線板倉東洋大前駅は群馬県内にある駅でありながら今年も対象外です😥
県外の駅でも伊勢崎線や両毛線の駅は利用できるんですけどね。軽井沢駅も長野県ですから。
しかし、板倉東洋大前駅は安定の対象外😭板倉東洋大前駅利用者は東武日光線で栃木駅に出るか、バスで館林駅に出ることになります。
期間
発売期間 2022年3月22日（火）～2023年3月31日（金）
利用期間 2022年4月１日（金）～2023年3月31日（金）
有効期間 １日間
※期間延長で2023年3月31日までに変更されました。(チラシ)
料金
おとな 2,670円
こども 1,330円
フリーエリア内のＪＲ東日本の主な駅の指定席券売機、みどりの窓口、びゅうプラザおよび主な旅行会社で販売。
館林駅では買えませんが、駅前の東武トップツアーズで購入できます。
変更点 値上げ
料金はおとなの場合、昨年から430円値上がりして2,670円になりました。
こどもは210円値上がりして1,330円です。
まあ、今までは上信電鉄高崎～下仁田を往復するだけで元が取れてしまうほど安かったので。それにコロナ禍以降の鉄道会社を取り巻く環境の厳しさを考えると値上げは仕方がないことだとも思います。そのぶんエリアが増え、レンタカーの割引利用ができるようになりました。
【NEW】駅レンタカー利用補助券
大きな変更点のひとつです。
JR東日本レンタリース指定の営業所で使える「駅レンタカー利用補助券」がもらえます(大人・こども同額)。
こどもももらえるのがやや謎ですが、それは置いといて、内容を見てみると、
指定営業所は以下の2営業所
- 高崎
- 上毛高原
この営業所でSクラスの自動車が2,000 円引きご利用できます。割引になるのは「6 時間まで」「12 時間まで」「24 時間まで」の3通り。本フリーきっぷの有効期間前日・当日・翌日のいずれか1回限りで利用できます。(ただし2022年3月31日は除く)
利用できる列車と設備
ＪＲ線、上信電鉄線、上毛電気鉄道線、東武鉄道線、わたらせ渓谷鐵道線の普通列車普通車自由席。
ジェイアールバス関東。
新幹線・特急（東武鉄道線の特急「りょうもう」等を含む）、急行、普通列車グリーン車、指定席等を利用 の場合は、別途特急券、急行券、グリーン券、指定席券等が必要です。
以上、すべてフリーエリア内に限ります。
わたらせ渓谷鐵道線で運行している「トロッコ列車」は利用できません。別に乗車券・整理券が必要です。
リンク
鉄道＋駅レンタカーで旅の選択肢が広がる！「ぐんまワンデーパス」を発売します！(JR東日本ニュース)
利用例
鉄道に乗りまくる
メリットが一番わかりやすい例です。
実際にやってみた記事を書いたのでそちらをどうぞ。
長野に行く
フリーきっぷの趣旨とはちょっと異なるかもしれませんが、軽井沢まで対象となったので、長野までの日帰り旅行にも使えます。
館林から長野までふつうに行くと
館林-伊勢崎-横川-軽井沢-長野 このルートで片道3,710円、往復7,420円かかりますが、
ぐんまワンデーパスを利用すると、
軽井沢-長野(しなの鉄道)の料金片道1,670円、往復3,340円、これにワンデーパスの2,670円をプラスして合計6,010円で済みます。差額は1,410円！
これは一例です。いろんな利用方法が楽しめると思います。