館林が誇るブリックスナインで最高のトマトジュースを作る

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先日こんな記事がありました。

ぐるっと首都圏・食べる・つながる:群馬・太田と館林 トマト 「糖度9」極上の甘み 根域制限栽培で味凝縮 /東京 – 毎日新聞

この記事で触れられているトマトはブリックスナインという名前がついています。

ブリックス=Brix=糖度の意味です。つまり糖度9%以上のトマトのみがブリックスナインを名乗ることができます。

記事にもあるように、ブリックスナインは品種としてはふつうのトマトです。でも、作り方に工夫があり、極力水を与えません。そうすることでトマトの甘みを引き出せるのだそうです。これを「根域制限栽培」と呼びますが、単に水を与えなければいいのかというともちろんそんなに簡単ではありません。水を必要とするトマトに少ない水しか与えないわけですから、ただやってたら枯れてしまいます。そうならないようにブリックスナイン農家の方が並々ならぬ手間をかけて作っています。

1991年に8人で始まったブリックスナイン作りは現在19人戸の農家で作っているそうです。26年でそれしか生産者が増えていないということはそれだけ作るのが難しいということなのでしょう。

実際、生産量が少ないのでブリックスナインはなかなかお高いです。時期にもよりますが、Mサイズで1500円程度します。

私は、近所のブリックスナイン生産者の農家の方からトマトを直接買っているのですが、先週買いに行った時に、来週はもうブリックスナインは時期が終わってしまって無いかもしれないと聞きました。それ以後、その農家には行っていないのでどうなったのかはわからないのですが、最後ならちょっとやってみたかったことがあったのでやってみようと思いました。

それは何かというと、「ブリックスナインでトマトジュースを作る」ということです。

今まで、トマトジュースを作る時はブリックスナインではなく「はねだし」と呼ばれるトマトを使っていました。これは、ブリックスナインとして売るには糖度が足りなかったり、傷がついていたり、大きすぎたりといった、いわゆる規格外のトマトです。そうはいっても、ブリックスナインを作ろうとして作られたトマトなので、ふつうのトマトよりはるかに甘いんですね。だからこれでトマトジュースを作るとフルーツジュースと全く遜色がない甘さのジュースができます。

それでいつもは満足していたのですが、ブリックスナインの食べ納めということで、一度やってみようと思いました。

ブリックスナインでトマトジュースを作る

前置きだ長くなりましたが、トマトジュースを作ってみます。


まずトマトを手に入れます。左がブリックスナイン。SSサイズで1100円。右がはねだし。1.5kgで500円、1000円分購入しました。


終わりの時期ということで大きいものは無いのでSSサイズとなりました。農家の方いわく、「小さいほうが甘い」とのこと。大きくて甘いトマトを作るのはより難しいそうです。これは小さいけれど、甘さは十分ということですね。楽しみです。


こちらははねだし。大きいものが多いです。水も多く含んでそうに見えます。


重量を量ってみます。ブリックスナインは882g。


はねだしは3.1kg


しばらく日をおいて熟成させます。310gのブリックスナインをジュースにしてみます。全体の1/3強なので、原価400円くらいのトマトジュースです。やっぱり高い!?

ジューサーにかける前に切ります。水分は少なめです。よくあるどろっとした感じがありません。やはり育てる時に水を少ししか与えないからなのでしょうね。


ミキサーに投入します。


できあがり。色がいわゆるトマトジュースとは全然違います。いちごジュースにしか見えません。


コップに注ぎます。どろっと濃そうだなあ。


上から見てもこの盛り上がり。シェイクのようですね。でもこれトマトをミキサーにかけただけですからね。


飲みます。強烈に甘い!!そして濃い!!ドロっとしています。これはとちおとめより甘いんじゃないかしら。目が覚める甘さです(どんな甘さ?)。これは飲まないとわからないと思います。グルメレポーターならうまく表現するのでしょうか。とにかくひたすら甘いです。でも砂糖とかの甘さではないのですっきりしています。


一気に飲みました。コップにこびりついています。すごい粘度だなあ。


ごちそうさまでした。

とにかく、とてつもなく甘かったです。ブリックスナイン、名前に恥じない甘さですね。そして濃くておいしい。これは確かに最高のトマトジュースです!!ただし原価400円ですから、これを売り物にするなら800円とか1000円とかになってしまいそうですね。

はねだしでも作ってみる

比較もしてみたいので、はねだしを使ってトマトジュースを作って飲み比べてみることにします。


はねだしです。大粒なので3個でこの重さです。1.5kg500円なので、原価は100円以下です。ブリックスナインの4分の一!安いなあ。これをジュースにします。


切ります。写真だとわかりにくいかもしれませんが、やはりブリックスナインとくらべて水分が多いように感じます。


こんなかんじですね。やはり水分が多そうです。


こちらもミキサーにかけます。


できました。


色は変わらない感じ。盛り上がりがないですね。


上から見てもやはりそうですね。ブリックスナインと比べてさらっとしています。やはり水分が多いです。


いただきまーす。やっぱりいちごジュースにしか見えませんね。


さらっとしている分、飲みやすいです。甘みは十分!これをいきなり飲まされたらトマトジュースだとは気が付かないでしょう。これがブリックスナインの3分の一や4分の一の値段で売られているのは衝撃的です。それだけブランドの世界は厳しいんですね。厳しくすることでブリックスナインのブランド力が高まるわけです。


連続でしたが、こちらも一気に飲んでしまいました。ごちそうさまでした。

飲み比べてみて

どちらもおいしかったのですが、比較してみます。

甘さも濃さも異次元なブリックスナイン

ブリックスナインのほうは猛烈に甘かったです。糖度9%は伊達じゃないんですね。それに濃い。ひたすら濃いです。飲みやすさを考えると、いくらかはねだしを混ぜてもいいかもしれません。それでも薄くはならないでしょう。トマトのトマト割りですからね。これは商品化してもいいんじゃないかと思いますね。ここまで甘いトマトジュースは飲んだことがないです。

リーズナブルな価格で十二分に甘いはねだし

つぎにはねだしです。甘さはブリックスナインよりは落ちますがそれでも十分すぎるほど甘いです。水分が多いのでさらさら飲みやすいです。十分おいしいですね。

それになんといっても安い!1杯の原価は100円とブリックスナインの4分の一です。

結論 館林のトマトはうまい!

これが結論ですね。改めて館林のトマトの素晴らしさを実感しました。

今年はもう時期が終わってしまいますが、来年はもっとジュースを作ってみたくなりました。名物になるんじゃないかなあと思うのですが、いかがでしょう?

ちょっとやってみますかね。

おまけ


凍らせたはねだしトマトをミキサーにかけてみました。全部凍らせたトマトだとミキサーが回らなかったので、凍ったトマト2個とそうでないトマト1個で作ってみました。

こうなりました!見た目はけっこう溶けているように見えますが、食べるとシャリシャリのキンキンです。頭が何度も痛くなりましたが、これもうまいですね!冷たい分甘さは感じにくくなりますが、それでも甘いのですから大したものです。

これももっといいミキサーで作るといいデザートになると思います。お店の方、メニューにしてみませんか?

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