7月1日、山本一太群馬県知事は定例記者会見を行いました。
20210701山本一太群馬県知事定例記者会見 – YouTube
その中から、新型コロナウイルス関連の内容をまとめました。
※記事内画像はモニター資料からの引用です。
群馬県、警戒度「2」へ
群馬県の独自基準である警戒度が来週から「2」へ引き下げられます。
期間
7月5日(月)~7月18日(日)
要請内容
個人
- ハイリスク者の外出やリスクの高い行為などは十分注意
事業者
- 感染防止対策の徹底
- 新しい働き方の推進(テレワーク3割目標)
学校
- 通常登校を継続
- 県外移動を慎重に判断すべき地域の学校との対外試合等は自粛 ※全国大会等は除く
県外移動について
「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」対象の11地域への移動は極力控える
その他感染が拡大している地域(栃木県・茨城県・福井県)への移動は特に慎重に
県央ワクチンセンター
山本知事から、臨床検査技師対象に研修会を行い26日から接種に協力しているとの説明がありました。文字通りの総力戦になっています。
県央ワクチン接種センターの稼働状況
6月30日時点で
接種実績 累計 16,278人
稼働率 1日平均 90.4%
※群馬モデル除く
群馬モデルは6月26日から開始。6月30日までに累計 968人
※群馬モデルとは、県央センターでの職域接種のことです。
国が職域接種の受付を中止するとの発表がありましたが、群馬モデルに関しては、7月9日まで募集を受け付けるとのことです。
県央ワクチン接種センターの今後の稼働予定
接種ブースを増やし、1日当りの接種者数が増えます。
それに伴い、一般枠も増えていきます。
Gメッセ群馬に行くことが前提になりますが、早期の接種が可能になってきました。
東毛ワクチン接種センター
東毛ワクチン接種センターの稼働状況
6月30日時点で
接種実績 累計 22,676人
稼働率 1日平均 82.8%
東毛ワクチン接種センターの一般予約開始へ
東毛ワクチン接種センターでも64歳以下の方を対象とした受付が始まります。
受付
7月6日(火)開始
接種
7月13日(火)以降
対象者
東毛地域の18歳以上 ※要接種券
予約方法
県公式LINE
群馬県のワクチン接種率
高齢者ワクチン接種率
群馬県の高齢者接種率です。()内は全国平均。
1回目の接種率は68.26%(61.89%)。都道府県別順位は10位(先週は14位)。
2回めの接種率は27.39%(28.15%)。都道府県別順位は31位(先週は32位)。
先週から引き続き1回目の接種率が高いので、2回目の接種率はさらに加速していくと予想されます。
県全体の接種率
県全体(18歳以上)の1回目の接種率です。()内は全国平均。
1回目の接種率は26.14%(23.20%)。都道府県別順位は23位。
県内の感染状況
警戒度「3」になってからの感染状況です。
新規感染者数の推移
今週は24人。先週は19人。横ばいの範疇でしょうか。
警戒度移行の判断基準:感染状況
警戒度引き上げや引き下げをする際の判断基準となる数値です。
新規感染者数の基準値は1日平均20人。
現在値は3.3人/日。
経路不明の感染者数の基準値は50%。
現在値は43.5%。
検査の陽性率の基準値は7%。
現在値は0.7%。
新規感染者の状況(年代別)
60歳代以上の割合が減少しています。都内では10代の感染者が増えているようで、警戒が必要です。
新規感染者の状況(推定感染経路別)
警戒度移行の判断基準:医療提供体制
人工呼吸器使用の基準値は74台中38台。
現在値は6台。先週は6台。
うちECMO使用の基準値は12台中5台。
現在値は1台。先週は1台。
引き続き、新規感染者数の減少ほどには重症患者数が減っていないようです。
人工呼吸器の稼働には多数の医療スタッフが必要です。人工呼吸器の使用率が上がるということは医療現場への負担が跳ね上がるということでもあります。
病床の稼働率の基準値は警戒度2で15%、3で40%、4で70%。
現在値は7.4%。先週からさらに下がりました。
宿泊療養施設の稼働状況は971室中11人。
10万人当たりの新規感染者数:保健所管内別
人口10万人あたりの保健所ごとの新規感染者数です。
引き続き安定的状況です。
その他
山本知事より、「愛郷ぐんまプロジェクト」「GoToイート」の再開についての話がありました。
今後の接種状況、近隣の状況(隣県・東京)を見ながら、「愛郷ぐんまプロジェクト」「GoToイート」の再開を検討していきたいとのことです。
ワクチンはゲームチェンジャーであるが万能ではない。さらなる変異株が出てくる可能性があり、それまでに接種率を上げておくことが、そうした状況への備えになるので、2回目の接種も必ず受けてほしいと強く訴えました。