5月24日より東毛ワクチン接種センター運用開始

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5月20日15時より、山本一太群馬県知事は定例記者会見を行いました。

20210520山本一太群馬県知事定例記者会見 – YouTube

その中から、新型コロナウイルス関連の内容をまとめました。

※記事内画像は記者会見映像からの引用です。

東毛ワクチン接種センター

県営ワクチン接種センターの名称が決定しました。

名称

東毛ワクチン接種センター

運用スケジュール

試験運用

5月24日(月)~5月31日(月)

本格運用

6月1日(火)~

試験運用期間

接種人数

4日間で900人(太田市、邑楽町、大泉町)

集団接種を希望している方(65歳以上)の中から優先的に接種

スケジュール

  • 5月24日(月) 100名
  • 5月26日(水) 200名
  • 5月28日(金) 300名
  • 5月30日(日) 300名

体制

2レーン体制

1人の医師が2レーンを対応

医療スタッフは医師2名看護師8名でのスタート

本格運用期間

接種人数

1日1,000人(第1週は500人)

予約受付

5月27日(木)~

受付対象と予約可能期間

受付対象は順次拡大

館林市は6月1日から予約可能です。接種は6月8日から。

5/27~31(接種は6/1~7)

  • 桐生市・みどり市・(太田市・邑楽町・大泉町)

6/1~7(接種は6/8~14)

  • 桐生市・みどり市・館林市・千代田町・(太田市・邑楽町・大泉町)

6/8~14(接種は6/15~21)

  • 桐生市・みどり市・館林市・千代田町・明和町・板倉町・(太田市・邑楽町・大泉町)

※太田市、邑楽町、大泉町については、各市町において受付調整を行う

予約方法

予約はLINEで受付

予約は基本的にLINEのみになります。

  • ワクチン接種センターの目的が市町村での接種の補完であること
  • 受付事務の迅速化
  • デジタルで完結することでデータ連携に優れていること
  • できるだけ早く大勢の県民が接種を受けられること

これらを考えて、当面はLINEのみで受付を行うとのことです。

今後、状況を見ながら変更する場合があります。

県内の感染状況

まん延防止等重点措置適用から4日経ちました。

新規感染者数の推移

直近1週間の新規感染者数は先週の628人から396人まで減少しました。この減少が一時的なものか見極める必要があります。

変異株(N501Y)の検出割合

変異株の検出割合は増加して62.6%に。国立感染症研究所によれば、国内の新型コロナウイルス感染症の9割以上が変異株に取って代わられているということなので、さらに上がるのは確実でしょう。

なお、先日栃木県内でインド株が検出されました。インド株はイギリス変異株(N501Y)と比べてさらに最大50%感染力が強いと言われています。

警戒度移行の判断基準:感染状況

警戒度引き上げや引き下げをする際の判断基準となる数値です。

新規感染者数の基準値は1日平均20人。

現在値は60.9人/日。先週の84.9人/日から減少しましたが、まだ基準値の3倍を超えています。

経路不明の感染者数の基準値は50%。

現在値は36.9%。基準値よりは低いですが、気が抜ける数値ではありません。

検査の陽性率の基準値は7%。

現在値は7.9%

新規感染者の状況(年代別)

幅広い世代での感染が続いています。

30歳代以下の若い世代の割合が高い状況が続いています。変異株では若い世代でも重症化リスクがあるので注意が必要です。

新規感染者の状況(推定感染経路別)

飲食店を含め、事業所、福祉施設など、さまざまな場所でクラスターが発生しています。

感染経路不明の割合が若干減少しましたが、それでも150人以上の人の感染経路が判明していない状況です。

警戒度移行の判断基準:医療提供体制

人工呼吸器使用の基準値は74台中38台。

現在値は15台。先週の17台から横ばい。

うちECMO使用の基準値は12台中5台。

現在値は2台。先週の3台から減少。

人工呼吸器の稼働には多数の医療スタッフが必要です。人工呼吸器の使用率が上がるということは医療現場への負担が跳ね上がるということでもあります。

病床の稼働率の基準値は警戒度2で15%、3で40%、4で70%。

現在値は60.9%。先週の65.3%から4ポイント程度下がりましたが、国のステージ4の基準値50%を超えています。

宿泊療養施設の稼働状況は938室中242人。本日より前橋に新たな療養施設が加わり、971室になりました。

10万人当たりの新規感染者数:保健所管内別

感染が全域に広がっています。

館林保健所管内は2.1人/日。先週の2.0人/日から横ばいです。

これらの数値はタイミング的にまだまん延防止等重点措置の効果は反映されていません。4週間のまん防措置でどれだけ感染を抑え込めるかで今後の動向が大きく変わることになります。

集団感染事例紹介

知事は警鐘のため今後の会見では感染事例の紹介を行っていくとのことです。

この事例は4月から5月にかけて、群馬県内で実際に起きた集団感染です。

10名程度の方が、焼肉店で20時から4時間パーティーを行った。

参加者の一部は0時以降も2次会を行った。

最初の焼肉店の場で集団感染が起こり、その感染が参加者の家族や職場の同僚、2次会の従業員に広まり、少なくとも15名が感染しました。

大人数での会食は感染リスクが高いということです。

自治体首長のワクチン接種についての山本知事の考え

自治体の首長がワクチンの接種を行っている件について、山本知事が見解を述べました。

山本知事は、自治体首長のワクチン接種には一定の合理性があり理解できるとしました。知事は、感染防止のため、かなり注意をしていると述べました。しかし、変異株の前にはその注意も通用しないかも知れない。もし自分が感染したらコロナ感染対策が滞ってしまう。

その一方で、多くの県民は、ワクチン接種したいのに受けることができないという現状があります。ワクチンがたりていない。行政が自ら定めたルールに従うことも大事。

こう述べて、知事は現在の心境を、「葛藤している」「迷っている」と表現しました。

また、こう述べました。

「今後様々な方の意見を聞いて、結論を出したいと思う。もしワクチン接種をすると決めた時には、事前に県民に丁寧な説明をします」

リンク

群馬県 – 知事記者会見

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