【酷暑】2020年7月、8月の天気を振り返る【冷夏】

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とても暑かった8月が終わりました。

あまりにも暑い夏だったので、7月がどうだったか忘れてしまった方も多いのではないでしょうか😅

そこで8月がどれだけ暑かったのか、そして7月はどうだったのか、データから検証してみました。

2020年8月の館林

気象庁のサイトで観測所別の月ごとの観測史上10位までのデータが公開されています。

9月になり、8月のデータが更新され、2020年8月のデータが反映されたので見てみましょう。

上から見ていくと、2020年8月がランクインしているのは、

  • 「月降水量の少ない年」5位 56.0mm
  • 「日最高気温の高い方から」4位 39.9℃
  • 「月平均気温の高い方から」2位 29.3℃
  • 「月間日照時間の多い方から」 2位 248.7時間

以上の4項目です。

それぞれ見ていきましょう。

  • 「月降水量の少ない年」5位 56.0mm

まず、雨が少ない月であったということがわかります。

そして、特筆すべきが、

  • 「日最高気温の高い方から」4位 39.9℃

これですね。アメダス移転してからの最高気温記録更新となります。過去の新アメダスと旧アメダスの観測気温差から推測すると、館林で一番暑かった2007年8月16日の40.3℃を上回っていた可能性があります。

  • 「月平均気温の高い方から」2位 29.3℃

これもアメダス移転後の記録更新です。1位は2010年8月の29.4℃でしたので、これも旧アメダス換算すれば実質1位だった可能性が高いです。

ということで、2020年8月の館林は史上一番暑かったと言っていいのではないかと思います。

そして4つ目

  • 「月間日照時間の多い方から」 2位 248.7時間

やはり、暑いということはよく晴れたということでもあります。

新旧アメダスの観測値データはこちらのページにまとめてあるので、参考にどうぞ。

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2020年7月の館林

順番が前後しますが、次に7月のデータを見ていきます。

2020年7月のデータでランクインしているのは

  • 「月降水量の多い方から」 7位 233.0mm
  • 「月平均気温の低い方から」 9位 24.0℃
  • 「月間日照時間の少ない方から」 4位 45.0時間

上から見ていきます。

  • 「月降水量の多い方から」 7位 233.0mm

かなり雨が多かったことがわかります。気象庁によれば関東地方の梅雨明けは8月1日ごろとされていますので、それも納得のランクインです。2020年8月の降水量は少ないほうでランクインしていて56.0mmしか降らなかったので、7月はその4倍以上降ったことになります。

次に気温です。

  • 「月平均気温の低い方から」 9位 24.0℃

こちらも8月とは対象的に涼しい月でした。8月の月平均気温は29.3℃だったので、7月から一気に5.3℃も上がったことになります。年によっては8月より7月のほうが暑いこともあるのですが、今年は7月が涼しく、8月がとても暑く、と非常に対象的な月となりました。

最後に日照時間です。

  • 「月間日照時間の少ない方から」 4位 45.0時間

雨が多かったから、当然ながら日照時間も少なかったです。8月の日照時間は248.7時間だったので、その差は実に5倍以上、時間にして200時間以上の差がありました。

2020年は冷夏と酷暑の両面を持つ奇妙な夏

データから7月は冷夏であったことがわかりました。

そして8月は記録的な猛暑であったことがわかりました。

つまり、ひと夏で冷夏と酷暑を体験したことになります。これは身体に堪えますよね😓

人間にとって一番きつい夏だったと思います。

そして、9月です。

暑さはいくらか和らぎましたが、まだまだ暑いです。そして台風ですね。厳しい状況が続きますが、十分注意して行きましょう。