東武鉄道は特急列車の料金体系の改定を発表しました。
どのように変わるのでしょう。
ここでは伊勢崎線の特急に限って整理してみました。
東武鉄道の特急料金の変更点
東武鉄道のプレスリリースを見てみましょう。
２０２５年３月１５日(土)から特急料金に繁忙期・閑散期料金を導入します
特急料金改定の理由
東武鉄道（本社：東京都墨田区）では、２０２５年３月１５日（土）から、特急列車による快適な輸送サービスをより需要に即した形で提供していくため、乗車需要の異なる時期に応じた料金体系を導入するための特急料金改定等を実施します。
改定日
２０２５年３月１５日（土）乗車分から
改定内容
現行の特急料金（通常料金）に対し、繁忙期料金は 200 円を増額、閑散期料金は 200 円（一部区間は 150 円）を減額します。ただし、特定区間※1 及び特別座席料金※2 には適用いたしません。
※1：特定区間とは、浅草～久喜間、浅草～南栗橋間、下今市～東武日光間及び下今市～鬼怒川温泉間をいいます。
※2：特別座席料金とは、スペーシア Ｘのコックピットスイート料金、コンパートメント料金、ボックスシート料金、
コックピットラウンジ料金、きぬ・けごんの個室料金をいいます。
※1：特定区間とは、浅草～久喜間、浅草～南栗橋間、下今市～東武日光間及び下今市～鬼怒川温泉間をいいます。
※2：特別座席料金とは、スペーシア Ｘのコックピットスイート料金、コンパートメント料金、ボックスシート料金、
コックピットラウンジ料金、きぬ・けごんの個室料金をいいます。
伊勢崎線特急列車には閑散期料金を設定いたしません。
料金体系が通常料金、繁忙期料金、閑散期料金の3通りになるということですね。ただし、伊勢崎線を走る特急列車については閑散期料金は設定されません。繁忙期に限り200円の値上げということになります。
伊勢崎線特急(リバティりょうもう・りょうもう)の改定料金
伊勢崎線を走る特急の改定料金を見てみましょう。
リバティりょうもう
| 区間 | 通常料金 | 繁忙期料金 | 閑散期料金 |
| 特定区間 | 550円 | 550円 | 設定無し |
| 40㎞まで | 700円 | 900円 | |
| 41㎞～60㎞ | 950円 | 1,150円 | |
| 61㎞～90㎞ | 1,250円 | 1,450円 | |
| 91㎞～120㎞ | 1,450円 | 1,650円 | |
| 121㎞以上 | 1,650円 | 1,850円 |
りょうもう
| 区間 | 通常料金 | 繁忙期料金 | 閑散期料金 |
| 特定区間 | 550円 | 550円 | 設定無し |
| 40㎞まで | 600円 | 800円 | |
| 41㎞～60㎞ | 850円 | 1,050円 | |
| 61㎞～90㎞ | 1,050円 | 1,250円 | |
| 91㎞～120㎞ | 1,250円 | 1,450円 |
伊勢崎線特急(リバティりょうもう・りょうもう)の区間料金
区間ごとの料金も見てみましょう。
リバティりょうもう
リバティりょうもうの
館林駅から主な駅への特急料金は
館林〜北千住・浅草 繁忙期 1,450円 通常期 1,250円
館林〜久喜 繁忙期 900円 通常期 700円
りょうもう
りょうもうの
館林駅から主な駅への特急料金は
館林〜北千住・浅草 繁忙期 1,250円 通常期 1,050円
館林〜久喜 繁忙期 800円 通常期 600円
2025年カレンダー
伊勢崎線特急の繁忙期の時期について、以下のとおりです。
繁忙期
2025年
- 3月20～31日
- 4月26～30日
- 5月1～6日
- 8月1～17日
- 11月1・2・7～9・14～16・21～23・28～30日
- 12月5～7・12～14・19～21・26～31日
2026年
- 1月1～4日
- 3月20～31日
伊勢崎線特急に閑散期設定が無い理由について
伊勢崎線の特急については、日光線の特急のように閑散期料金の設定がありませんでした。この理由について、東武鉄道からは発表はなかったので、推測してみます。
日光線の特急列車は観光列車の色がとても強いですが、伊勢崎線の特急列車は比較的ビジネス用途での利用が多いと思われ、日光線特急ほど閑散期の落ち込みが無いため、閑散期料金を設けなかったのではないかと想像します。
繁忙期の期間については伊勢崎線特急のほうが日光線特急よりも日数が少ないです。それぞれ異なる事情があるのでしょうね。