毎年、この時期になると学校教科書の展示会が開催されます。
今年も本日6月16日から展示会が始まったので行ってきました。
学校で使われる教科書の展示会を開催します | 館林市公式ホームページ
文科省検定済教科書をすべて展示する教科書展示会
中部公民館の4階に市教育研究所があるので例年ここで展示会を行っています。
小学校・中学校・高等学校・特別支援学校で使われる教科書が展示されています。
小学校の検定教科書。館林市の小学校で使用されていない教科書も展示されています。
なお、教科書は4年単位で採択しています。現在の採択されている小学校教科書は平成27年度〜30年度に使用される教科書です。
中学校の教科書。中学校教科書の採択は小学校と1年ずれていて、現在採択されているのは平成28年度から平成31年度に使用される教科書です。
小学校と中学校の教科書は地区ごとに採択されています。館林市は「東毛第三地区(館林市、邑楽郡)」です。
高校の教科書です。こちらは学校ごとの採択です。
特別支援教育で使われる教科書です。こちらは1種類のみ、文部科学省が編集しています。
今年の教科書展示の目玉は、小学校「道徳」の教科書です。
道徳の授業は従来からありましたが、小学校では平成30年度(2018年度)より、中学校では平成31年度(2019年度)より、道徳が教科化されます。それに伴い道徳の授業にも検定教科書が導入されます。
小学校では来年度からということで、採択する教科書はまだ決定していません。今年の8月頃に決定されるとのことです。中学校は来年ですね。
多くの出版社から道徳の教科書が出版予定です。この中から採択することになります。
少し前に、ある教科書の題材にパン屋さんを題材にした記載があったのを文科省から「学習指導要領に示す内容(伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度を学ぶ)に照らし扱いが不適切」として出版社がパン屋さんを和菓子屋さんに変更したという報道がありました。
具体的には東京書籍の小学校一年生用道徳教科書で起こったことですが、その内容についても確認することができます。
教科書を見比べるのは楽しい
お子さんのいる方は自分の子供がどのような環境でどのような教材を使って勉強をしているのかは関心が高いと思いますが、そうでなくても、今時の教科書を自分の頃の教科書と比べて眺めてみるのはそれ自体楽しいことです。
やはり今の教科書は昔と比べると図やグラフをふんだんに使って理解しやすいような工夫が随所になされています。こんな教科書だったらもっといい成績だったかもしれないなあと思ったり(笑)。
もっとすなおに、今の学校はこんなふうになってるんだなあということを見るいい機会だと思いますのでぜひ。
- 場所
- 中部公民館(市民センター)4階(館林市仲町14-1)
- 開催日
- 6月16日(金)〜30日(金) ※6月25日(日)を除く
- 開催時間
- 9:00〜17:00
- 関連サイト
- 市の告知ページ 教科書:文部科学省 群馬県 – 平成27~30年度用市町村立小学校使用教科書の採択状況 群馬県 – 平成28~31年度用市町村立中学校使用教科書の採択状況