茂林寺の北に広がる茂林寺沼湿原。そこに生息するさまざまな湿原植物があります。その湿原植物の一つであるヨシを使った新たなアイテムを大泉高校植物バイオ研究部と関東学園大学SDGsプロジェクト、そして館林市が共同で開発しています。
どんなものかというと、ヨシで作ったストローです。名付けて
ぶんぶく茶釜のヨシストロー
おーおもしろそう!!
というわけで、
文化振興課から試作品をいただいたので、使ってみました。
ぶんぶく茶釜のヨシストロー
「ぶんぶく茶釜のヨシストロー」試作品のパッケージです。
取り出します。おっ!軽い!
いっしょにいただいた資料を見てみます。
昨年の6月からヨシストローの開発が始まりました。
茂林寺沼湿原には大量のヨシが生息していますが、毎年ヨシを刈っては、一部はどんど焼きなどに使われていましたが、多くは廃棄しているそうです。
それはもったいないよね、ということで大泉高校植物バイオ研究部、関東学園SDGsプロジェクト、館林市文化振興課が共同で開発を始め、試作品が完成したという経緯です。
さらに、ヨシストローを作る過程で出る端切れなども活用できないかということで、大泉高校微生物バイオ研究部がキクラゲの培地を開発したそうです。
すごいな大泉高校!
ではヨシストローでカルピスを飲んでみます。なぜカルピスなのかは後述します。茂林寺のヨシだから、茂林寺で飲みたかったのですが、都合で鶴生田川沿いで飲みます。
このストローよく見ると、かなりていねいに加工されていることがわかります。
端の部分がとてもなめらかに処理されています。口に入れてもぜんぜん痛くありません。
では、飲んでみます。
いいかんじのサイズ感です。いただきまーす。
とても飲みやすいです。吸いにくさとかはまったくなく、もう完成品なんじゃないかってくらい、いいかんじです。
さらにスタバのアイスコーヒーも飲んでみましょう。
ビジュアルがいいですよね~
飲んでみます。うまい!スタバのコーヒーにもよく合います。
とてもおいしくいただきました。これは良いものだ。
スターバックスで提供している紙のストローと並べてみます。
太さはこのくらい違います。個人の感想ですが、吸いやすさはヨシストローのほうが快適です。
しばらくこの状態で放置してみます。
上がヨシストロー、下が紙ストローです。やはり紙ストローはコーヒーで柔らかくなりますが、ヨシストローは安定しています。いいんじゃないでしょうか。
持ち歩きように専用ケースが欲しくなりますね。
完成⇒商品化が楽しみです。
なおこの「ぶんぶく茶釜のヨシストロー」試作品ですが、11月4,5日に八王子で開催される「日本遺産フェスティバルin桑都・八王子」で配布されるそうです。
「日本遺産フェスティバル」は全国104の日本遺産が勢ぞろいする一大イベントです。今年で8回目の開催になりますが、初めて東日本で開催されるそうで、「里沼」館林も張り切っています。
里沼ブースは「PRブース」と「WSブース」の2本立て。
PRブースでは、「ぶんぶく茶釜の“福分け”大会」を開催。景品がオール館林でかなり豪華みたいです。
WSブースでは、「ぶんぶく茶釜のヨシストロー」の配布、ヨシの端切れで作った培地で育てたキクラゲ展示、渡良瀬くらぶによるヨシコースターづくりワークショップを開催。カルピスをヨシコースターに載せて、ヨシストローで飲めます。めちゃくちゃヨシ推しですね😆
「日本遺産フェスティバルin桑都・八王子」はかなり内容盛りだくさんなので、行かれる方は楽しんでください。
なお、館林ではそのプレイベントというわけではありませんが、関東の日本遺産14が集結したパネル展「関東地域の「日本遺産」大集結!」を開催中です。
場所は文化会館市民サロン(エレベーター裏)です。日本遺産は館林の近隣にもあるので、ふらっと行ってみるのもいいと思います。
リンク
【出展情報】11/4(土)・5(日)日本遺産フェスティバルin桑都・八王子(★東京都八王子市開催)|館林の里沼(SATO-NUMA)
【7/22(土)〜展示会開催情報】関東地域の「日本遺産」大集結!(館林市文化会館市民サロン)|館林の里沼(SATO-NUMA)