館林くらしという地域情報ブログをやっている中山と申します。
好きなアニメ作品はありますが、アニメファンというほどアニメを見てはいません。
館林くらしを始めたのは、地域で自由に活動する人が増えてくれたらいいなあと思ったからです。館林という土地は、好きなものを好きと言うのがはばかれるような風潮があったので。
さて、2018年1月に「宇宙よりも遠い場所」(以下「よりもい」)というTVアニメが放送されました。館林を舞台とした作品で、放送当時は地元館林ではテレビ放送されなかったこともあり、ほとんど話題にもなりませんでしたが、SNSなどでは注目を集めており、館林くらしでは、「地元民による聖地巡礼ガイド」などの特集記事を公開しました。なぜアニメファンでもない私がこのようなことを行ったのかというと、
- いい作品だと思ったから
- 第1話放送直後から館林を訪れる人がいたから
- 地元のアニメファンでこのようなことをやる人がいなかったから
主にこの3点です。
1はつまらない作品だったらしてません。2は第1話放送翌日に茂林寺前駅に行ったら聖地巡礼中の方に会いました。3は好きなことを好きと言えない館林です。まるで隠れキリシタンのようにアニメを好きなことを隠している人がいっぱいいることを知りました。
幸か不幸か、私はアニメファンではないので、そんなのお構いなしに自由に振る舞いました。傍若無人とも言います(笑)。館林くらしではよりもいについての記事を書いたり、巡礼マップを作ったりしました。また、当時の館林市長であった、須藤和臣さんに「館林市としてもちゃんとよりもいを扱ったほうがいい」という話を2時間ほどさせていただきました。須藤市長の偉かったのは私の話を全部聞いてくれたことです。それも2時間も!
そんなことがあり、館林市でよりもいを盛り上げることになり、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」にも選定され、イベントを行うようになりました。
いっぽう、地元のアニメ好きアニメファンも徐々によりもいに関わってくる人が出てきて、毎年4回開催されているファン有志が主催している誕生会イベントに地元のアニメファンが深く関わるようになりました。
話はかわりますが、原恵一さんという館林市出身のアニメ作家がいます。クレヨンしんちゃん、河童のクゥと夏休み、百日紅など、人物描写の抜群にうまい方で、私の大好きなアニメ監督です。
すこし脱線しますが、よりもいの放送が始まったときに私は館林のアニメはよりもいと原監督の2本柱で行けばいいなと思いました。生粋のアニメファンじゃないからそんなことを思うのかもしれません。
話を戻します。
その原恵一監督の最新作「かがみの孤城」の上映会&トークショーが三の丸芸術ホールで開催されます。
原恵一監督作品の上映会が地元館林で行われるのは意外なことに今回が初めてです。今回なぜ上映会を行うことになったのか、市役所の担当者の方に聞いたところ、上映会をやると決めたのはよりもいで私の話を2時間も聞いてくれた須藤前市長の当時の秘書の方でした。いつも須藤市長のお供をしていたので、よりもいファンの方ともなんども会っていて、その度にファンの方からの熱意を強く感じていたそうで、それが上映会実現への原動力になったそうです。
つまり、よりもいと原恵一監督が館林のアニメとして繋がったということです。これには私も痺れました(喜)。
上映会のトークショーではなぜか私が司会を務めることになりました。なぜか。一節には「言い出しっぺの法則」だそうで。たしかに声を出して上映会をやろうと言っていたのは私が一番うるさかったのかもしれません(苦笑)。
要するに、よりもいでやっていたことを原恵一さんの作品でもやっていたということです。
そんなこんなで、私は館林のアニメの首謀者みたいなことになってしまいました(汗)。
でもそれは私の望んだことではないので、司会を引き受ける条件として上映会の「協力」に地元アニメファン、原恵一ファン有志を『「かがみの孤城」を上映する会』として明記してほしいとお願いして快諾されました。これでようやく地元のアニメファンの活動が見える形で記録されることになりました。
なぜこのような要望を出したのかというと、それはもうおわかりだと思いますが、館林が好きなことを好きと言える町になってほしいからです。
以上、館林のアニメについて、私が関わったことのみですが、簡単にまとめてみました。
繰り返しになりますが「かがみの孤城」上映会&トークショーは館林のアニメとして、はじめての取り組みになります。これがうまくいくと、「館林のアニメいいね」となって、よりもいのイベントなども開催されるかもしれないし、また原監督の企画もできるかもしれません。
まだまだはじまったばかりの館林のアニメ、アニメ好きな方、よりもいファンの方、原恵一監督ファンの方、ぜひご参加いただいて、館林のアニメをもり立てていただければと思います。
「かがみの孤城」上映会&トークショーのチケットは以下の方法でお買い求めいただけます。
おすすめは館林市文化会館での購入・予約です。遠方の方は電話予約で、当日会場でチケットを受け取れます。手数料はかかりません。
1.館林市文化会館
窓口での直接販売・電話予約 TEL 0276-74-4111
受付時間 9:00-17:00
2.CNプレイガイド
インターネット予約・ファミリーマート店頭発売
インターネット予約の場合、郵送・コンビニ受け取りなどが選べます。
ファミリーマートのマルチコピー機で直接購入もできます。
『かがみの孤城』上映会&トークショー開催情報
日時
2023年8月19日(土)
- 第一部 13:30開演 (13:00開場)
- 第二部 17:30開演 (17:00開場)
- ※第二部上映終了後に原監督のトークショーを行います。30分を予定。
会場
日清製粉ウェルナ三の丸芸術ホール (館林市城町1-2)
入場料
一般 1,500円 18歳以下 800円 (友の会会員はそれぞれ200円引き)
未就学児のご入場はご遠慮ください。
発売日
7月2日(日) 9:00より
チケット販売
館林市文化会館
窓口での直接販売・電話予約 TEL 0276-74-4111
受付時間 9:00-17:00
CNプレイガイド
電話受付 TEL 0570-08-9999
受付時間 10:00-18:00
インターネット販売 アニメ映画「かがみの孤城」|CNプレイガイド
受付時間 5:00-26:00
ファミリーマートマルチコピー機での販売
ファミリーマート店内のマルチコピー機で対象公演を検索後、CNプレイガイドより購入できます。
主催
館林市文化会館友の会
後援
館林市教育委員会、館林市観光協会
協賛
協力
フリースクール まなビバ!シリウス、 地域情報メディア 館林くらし、「かがみの孤城」を上映する会
問合せ
館林市文化会館
電話:0276-74-4111
郵便番号:374-0018
住所:館林市城町3-1
映画の参考に
東京新聞の原恵一監督インタビュー記事です。
どんな映画か、気になる方は読んでみてください。
「不登校でも大丈夫」…辻村深月さん原作映画「かがみの孤城」に込めた思いを原恵一監督が語った:東京新聞 TOKYO Web
原恵一監督プロフィール
1959 年 7 月 24 日生まれ。館林市出身。
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』(01)で大きな話題を集め、 『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』(02)、『河童のクゥと夏休み』(07)で日本での数々の賞を受賞。また、アヌシー国際アニメーション映画祭で受賞した『カラフル』(10)、『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』(15)ほか、『バースデー・ワンダーランド』(19)など、海外でも高い評価を受ける日本を代表するアニメーション監督。
2018 年には芸術分野で大きな業績を残した人物に贈られる紫綬褒章を受章。
アニメーション映画監督としては、高畑勲監督、大友克洋監督に次ぐ史上 3 人目の快挙を成し遂げ、国内外から新作が待ち望まれている。
リンク
映画「かがみの孤城」上映会&原恵一監督トークショー|館林市文化会館/三の丸芸術ホール
アニメ映画「かがみの孤城」|CNプレイガイド ネット購入はこちらから