今回は緑町交差点からスタートです。
今、館林スポーツレーン・ジョイハウス・フレッセイ跡は空地
緑町交差点にあった店舗、館林スポーツレーン、ジョイハウス、フレッセイが相次ぎ取り壊され、現在すべての建物が無くなっています。
今残っているのはうどんの上州があった建物で営業している餃子の王将のみです。
整地中?
掲示物を見てみます。右上
- 工事名:ボーリング場・レストラン棟及びフレッセイ館林店解体工事
- 工期:2021年7月1日~2022年1月31日
- 施工:河本工業株式会社
ちょっと気になったのが工期がもう過去の日付なんですよね。解体工事が延びているのか、それとも今はこれとは別の工事をやっているのか。別の工事だとすると、掲示物があるはずですがそれは見当たらなかったので、今も解体工事が続いているのかもしれません。
とは言っても、もう何もありません。すでに建設のための準備が始まっているように見えました。
何もない。こんな風景を見ることができるのは今だけです。
フレッセイ館林店廃止?館林コミュニティーモール新設?
さて、これからこの場所がどうなっていくのか、気になる情報を見かけたので、今回はそれについてです。
まずはこちら
群馬県のウェブサイトに以下の公告が掲示されています。公告の日付は令和4年2月25日。
大規模小売店舗立地法(いわゆる大店舗法)で大型店舗の出店や廃止、変更などがあった場合は届け出が必要です。そしてその内容が公告されます。
で、いきなりこの衝撃的なタイトルの公告を見つけたのでした。廃止って。
内容を一部引用します。
1 大規模小売店舗の名称及び所在地
- 名称 フレッセイ館林店
- 所在地 館林市美園町14-4 外
2 店舗面積の合計
- (廃止前)1,583平方メートル
(廃止後)0平方メートル
3 廃止年月日
- 令和3年6月28日
4 廃止理由
- 計画変更の為
5 届出年月日
- 令和4年2月17日
引用ここまで
店舗面積が0平方メートルになるのが見慣れない表現です。廃止理由が「計画変更のため」とありますが、この時点では計画についての説明はありません。廃止年月日から届出年月日まで8ヶ月近く間隔が開いているのは、この間に計画を立てたのだろうと推測されます。
とにかく、この公告が出た時点では今後どうなるかはわかりませんでした。
そして廃止の届出の1ヶ月後の令和4年3月24日に新たな公告が出ました。
同じく引用します。
1 大規模小売店舗の名称及び所在地
- 館林コミュニティーモール
- 所在地 館林市美園町15-2 外
2 大規模小売店舗を設置する者及び当該大規模小売店舗において小売業を行う者の氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては代表者の氏名
(1)大規模小売店舗を設置する者
- 株式会社九曜
- 法人代表者氏名 代表取締役 正田 隆
- 住所 群馬県館林市栄町3番1号
- 株式会社フレッセイ
- 法人代表者氏名 代表取締役 植木 威行
- 住所 群馬県前橋市力丸町491番地1
(2)大規模小売店舗において小売業を行う者
- 株式会社フレッセイ
- 法人代表者氏名 代表取締役 植木 威行
- 住所 群馬県前橋市力丸町491番地1
- 外2者未定
3 大規模小売店舗の新設をする日
- 令和4年11月18日
4 大規模小売店舗内の店舗面積の合計
- 4,699平方メートル
7 届出年月日
- 令和4年3月17日
引用ここまで
興味深い記載が満載です。最初から見ていきます。まず、名称は「館林コミュニティーモール」となっています。フレッセイでもジョイハウスでもありません。住所にある「館林市美園町15-2」はフレッセイ館林店の住所「館林市美園町14-4」と微妙に違います。ちなみにジョイハウスの住所は「館林市美園町15-7」でした。
次に2の項目の内容を見ます。「(1)大規模小売店舗を設置する者」として「株式会社九曜」と「株式会社フレッセイ」の2つの会社が名を連ねています。つまり2社連名で新設の届出を出しているということです。「株式会社九曜」の代表取締役は正田隆さんです。正田醤油の社長さんですね。正田醤油のウェブサイトにもグループ企業として記載があります。ちなみにこの「九曜」という会社の前身は「館林スポーツパーク」創業は昭和43年です。その3年後の昭和46年に館林スポーツレーンが開業しています。おそらくジョイハウスも同時期だったと思いますが未確認です。
そして、「(2)大規模小売店舗において小売業を行う者」には「株式会社フレッセイ」と「外2者未定」との記載があります。ジョイハウス側の企業の名前は出てきません。それが「外2者未定」なのかはわかりません。
大規模小売店舗の新設をする日、これは必ずしも開店日を意味しませんが、この日「令和4年11月18日」が目安になるのでしょうね。
大規模小売店舗内の店舗面積の合計は「4,699平方メートル」と旧フレッセイの「1,583平方メートル」の3倍ほどになっています。
この新設の届出年月日は「令和4年3月17日」。この日までジョイハウスとフレッセイとで協議を行ってきたのでしょうね。その結果、以前は2つにわかれていた敷地を一括で開発することになったと考えられます。
実際どうなるのか 縦覧してきた
この館林コミュニティーモール(新設の届出)の内容については、館林市役所で縦覧することができます。実際に見てきました。
内容は謄本の写しから図面など、かなりの量があります。興味のある方は2階商工課で縦覧できますので行ってください。
ここでは、内容を元に地図を作成したのでそれをご覧ください。
すごい雑な地図ですが😅
出入口や駐車場が共用となります。A棟がフレッセイと物販のテナントが入ります。屋上が駐車場になります。
そしてB棟。これが「お?」とか「え?」とかなりそうな内容です。
B棟は以前のジョイハウスとスポーツレーンがあったあたりに建設されるようです。こちらは物販のテナントが2つ入ります。それと「ジョイハウス喫茶」ができます。「え?」ってなりますよね?
ジョイハウスはジョイハウス喫茶になってしまうのでしょうか。現在営業している2店舗(ジョイハウス 中国料理 桃林・発酵レストラン ジョイハウス別館)がどうなるのかも気になります。
参考
当初はこの2店舗はジョイハウス再開までの仮店舗としてオープンしましたが、現在はその表現がなくなっているようですね。
これらの2店舗が今後も営業を続けるのか、実際にどうなるかはわかりません。「外2者未定」がどこになるのかも含めて今後発表があると思います。それまで待つことにしましょう。