都市計画案の縦覧に行ってきた 郷谷・つつじが岡公園編【コンビニやカフェもできる?】

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先月(2023年6月)、館林市で都市計画案の縦覧を行っていたので、見てきました。

縦覧内容は以下の通り


☆都市計画案の縦覧
館林大島地区(大島町)、郷谷周辺地区(尾曳町、当郷町、楠町)、つつじが岡公園周辺地区(尾曳町、当郷町、楠町、つつじ町、花山町)について、縦覧を行います。なお、意見のあるかたは意見書を提出することができます。

■とき 6月13日(火曜日)~27日(火曜日) 午前8時30分~午後5時15分(土・日曜日を除く)

対象となる都市計画案
・県案 館林都市計画区域区分の変更(館林大島地区)、館林都市計画工業団地造成事業の決定(館林大島地区)
・市案 館林都市計画用途地域の変更(館林大島地区、郷谷周辺地区、つつじが岡公園周辺地区)

■意見書の提出 6月27日(火曜日)(必着)までに、縦覧場所に備え付けの様式又は必要事項(氏名、住所、利害関係、意見要旨)を記入したものを直接又は郵送で、県案は県都市計画課(郵便371‐8570 県庁内)、市案は市都市計画課(郵便374‐8501 市役所内)へ
※県案の意見書は、市都市計画課でもお預かりします

広報館林 2023年6月1日版 P.19より


大島地区、郷谷周辺地区、つつじが岡公園周辺地区の3つのエリアで用途地域の変更の計画があることがわかります。

用途地域というのは都市計画法に基づいて分類される土地利用を定めるものです。おおざっぱにいうと、住宅地にするのか、商業地として利用するのか、工場を建てられるのか、など地域をどんな場所にするのか、決めていくものです。(だいぶおおざっぱな説明)

今回の用途地域の変更の計画は、大きくわけると、「住居専用地域から第二種住居地域」への変更と、「工業地域」への変更の2つです。

この記事では、「住居専用地域から第二種住居地域」への変更の方を見ていくことにします。

具体的には、郷谷周辺地区とつつじが岡公園周辺地区です。

郷谷周辺地区、つつじが岡公園周辺地区の用途地域の変更計画案

郷谷周辺地区とつつじが岡公園周辺地区の現状の用途地域を見るために、用途地域マップというウェブサイトの地図を利用させていただきます。

館林市の地図はこちらから

館林市の用途地域(2016年版)の地図を見ることができます。7年前のデータになりますが、問題ありません。

城沼をはさんだ、郷谷周辺地区とつつじが岡公園周辺地区、第一種低層住居専用地域と第一種中高層住居専用地域に指定されていることがわかります。一部ピンクになっているところは、アゼリアモールです。その一体は近隣商業地域となっています。

それで、今回の用途地域の変更計画は、これらの地域の一部を第二種住居地域に変更するという内容です。

用途地域

ここでそれぞれの用途地域について、整理します。

以下、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用します。

用途地域 – Wikipedia

第一種低層住居専用地域

第一種低層住居専用地域は低層住宅の良好な住環境を守るための地域。(床面積の合計が)50m²までの住居を兼ねた一定条件の店舗や、小規模な公共施設、小中学校、診療所などを建てることができる。

例として、2階建て程度の戸建て住宅・アパート主体の住宅地。通常コンビニも建てられない。日用品・日常生活のための小規模な店舗兼用住宅が点在する程度。

第一種中高層住居専用地域

第一種中高層住居専用地域は中高層住宅の良好な住環境を守るための地域。500m²までの一定条件の店舗等が建てられる。中規模な公共施設、病院・大学なども建てられる。

例として、3階建て以上のアパートやマンションがある住宅街など。小規模なスーパーマーケットやドラッグストアなどの店舗が目立つようになる。

第二種住居地域

第二種住居地域は主に住居の環境を保護するための地域。10000m²までの一定条件の店舗・事務所・ホテル・パチンコ屋・カラオケボックス等や、環境影響の小さいごく小規模な工場が建てられる。

具体例としては、郊外の駅前や幹線道路沿いなど。アパートやマンションがあり、大きめのスーパーや商業店舗・事務所などがあるもの。

(引用ここまで)

郷谷周辺地区

郷谷周辺地区に関しては、以下の変更になります。

第一種低層住居専用地域 ⇒ 第二種住居地域

城沼を東西に走る道路沿いそれぞれ30mの土地が変更対象。

都市計画課の方の説明によると、

変更の理由は、今後の高齢化による買い物難民などの発生を避けるため、コンビニなどの開店を可能にするため。ということでした。

たしかに、現状は郷谷地区にコンビニなどの店舗はありません。企業に出店を促す狙いがあるのでしょうね。

実際に見てきました。

市役所側(西側)からアゼリアモール(東側)に向かって見ていきます。

尾曳神社入口交差点です。ここを左折した道路沿い30mが第二種住居地域になります。

ここを左に。

道路に入ってすぐのところは、右側のみ第二種住居地域に変更されます。

このあたりからは、両側30mずつが第二種住居地域になります。

善長寺のあたりも。

郷谷公民館周辺も。

さらに進んで、

左に行政書士事務所が見えたら、左側はここまでが変更エリアです。うどんやさん「一升や」から先は変更無し。

右側は善導寺前、アゼリアモール手前までが変更対象です。

つつじが岡公園周辺地区

次につつじが岡公園周辺地区を見ていきます。変更内容は以下のとおりです。

第一種低層住居専用地域 ⇒ 第二種住居地域

あるいは

第一種中高層住居専用地域 ⇒ 第二種住居地域

変更対象はつつじが岡公園の土地です。細かく言うと、城沼北側の朝陽の小径なども対象に含まれます。

変更の理由は、観光スポットのつつじが岡公園にお店などを新規に建設することを可能にするため。

現状は難しいのでしょう。既存の建物以外にニーズに合った建物などを作るには変更が必要なのだと理解しました。

実際に見ていきます。

アゼリアモールの端のつつじ橋を渡ると、城沼側の土地が第二種住居地域に変更されます。

このあたりもそうです。とはいえ、ここに建物ができる可能性は相当低いでしょうね。市有地なので、民間業者が勝手に建てることはできません。

パークインに向かう道。右側が変更対象です。

パークインの敷地も含みます。

つつじが岡公園正門前。ここには以前からの建物があります。現状新しく建設することが難しいです。ここの変更対象です。

つつじが岡公園の中です。ここの変更対象です。とはいえ、いきなりこんなところに建物は作らないでしょうけどね。一応可能にはなるということです。

シュガーヒルカフェやふれあいセンター。ここの変更対象です。

ここもそうです。

尾曳橋が見えてきました。

尾曳橋の手前までが変更対象です。

このさきはすでに第二種住居地域となっています。

将来を見据えた用途地域の変更

今後のスケジュールは、来年度(2024年度)に用途地域変更の手続きを行うそうです。すぐに変更できるわけではないんですね。

実際に変更したからといって、お店がぽんぽん建つというものでもないのでしょう。将来的に必要になった時に、その選択肢を確保するための変更計画なのだと感じました。

大島地区編は後日公開します。