4月22日、山本一太群馬県知事は定例記者会見を行いました。
20210422山本一太群馬県知事定例記者会見 – YouTube
その中から、新型コロナウイルス関連の内容をまとめました。
※記事内画像は記者会見モニター資料からの引用です。
県内の感染状況・医療状況
県内地域ごとの感染状況です。
館林保健所管内においては、先週の2.8人/日から1.3人/日に半減。先々週の1.4人/日の水準に戻っています。3週前は0.4人/日だったので、半減と言ってもまだ高い水準です。
全県のデータです。医療体制維持のための判断材料です。
新規感染者は先週比横ばい。
経路不明の感染者数が増加しています。これは市中感染のリスクが高まっているということになります。
新規感染者の状況。どのように感染したかというデータです。感染経路不明者の割合が増えたということと、家庭での感染が高い割合を占めていること。
このことから、どこかで感染して、それを家族にうつしてしまうということがわかります。
感染者用病床稼働率は30%を超えてしまいました。
山本知事は、以上のデータから、ただちに警戒度を引き上げる状況にはないが、経済を回すことにおける指標としている2つのデータ
- 新規感染者数20人/日
- 病床稼働率20%台以下
この両方が基準を越えていること。
加えて、
- 感染経路不明者の割合増加
- 変異株の県内での広がり
- 近隣と県で感染が拡大している
このようなことを総合的に判断し、第4波が迫っているタイミングで新たな対策を3つ実施するとしました。
群馬県の新たな対策
対策は以下の3つ
- 愛郷ぐんまプロジェクト当面中止
- GWに向けた呼びかけ
- スクリーニング検査拡充
愛郷ぐんまプロジェクト当面中止
愛郷ぐんまプロジェクトは4月29日から当面中止となりました。
愛郷ぐんまプロジェクトは4月29日分から中止となりました。
再開は未定ですが、予算はすでに確保してあるので、再開を前提とした中断です。
「泊まって!応援キャンペーン」4/29(祝)チェックイン分から中止
「日帰りキャンペーン」4/29(祝)ツアー実施分から中止
周知期間を取ったので、キャンセル料の補填は行いません。予約をしている方は速やかにキャンセルをしてください。
GWに向けた呼びかけ
これは、GWの行動に関する県民への要請です。
要請内容は特に通常時と変わりません。どうしても連休中は羽を伸ばしたくなるので、それを我慢してほしいということですね。連休中に爆発的に感染者が増えると、その後が大変厳しくなります。
スクリーニング検査拡充
変異株対策と、高齢者施設での感染拡大防止策の強化です。
変異株スクリーニング検査実施率引き上げ
陽性患者への変異株のスクリーニング検査実施率が現在は30%。厚労省は40%にまで上げることを自治体に求めていますが、群馬県はこれを5月中に50%に引き上げます。
高齢者施設等入所施設の職員に対するスクリーニング検査対象の拡大
当初は警戒度3の伊勢崎市・太田市・大泉町の限定していた、高齢者・障害者入所施設に対するスクリーニング検査を、警戒度に関わらず、中核市を除く全地域に拡大します。
これにより、対象施設は976施設、対象者は約2万2千人に増えます。
Ask知事!
山本一太群馬県知事が、新型コロナウイルス感染症対策を含め、あらゆる質問に答えるYouTube生配信を行います。
興味がある方、聞いてみたいことがある方はこの機会にどうぞ。
配信は tsulunos で実施します。