館林市本町2丁目にある「みずほ銀行館林支店」は2026年2月に足利支店内への県外移転が決定しています。
それに合わせる形で、市内に無人出張所が開設されることが発表されました。
どんな内容か見ていきます。
みずほ銀行足利支店 とりせん富士見町店出張所

みずほ銀行館林支店です。明治11年(1876年)に「第四十国立銀行」として創立されました。その後、幾度もの改称・合併などを経て、現在に至ります。

店内に、案内の掲示がありました。「館林支店ATMコーナー営業終了のご案内」と「みずほATMコーナー開設のご案内」のふたつ。
まず「館林支店ATMコーナー営業終了のご案内」について。これは現在の館林支店内のATMに関する内容で、利用できる期間は2026年2月13日(金)15時までとなります。この日をもって、現在の館林支店の営業は終了します。
つぎに「みずほATMコーナー開設のご案内」について。こちらは館林支店移転より前に実施されます。
みずほ銀行サイトに同じ内容の案内がありましたので、そちらから。
ATMコーナーの開設は2025年12月11日(木)9時より。場所はとりせん富士見町店です。名称は「足利支店 とりせん富士見町店出張所」となり、管理は足利支店になります。
なおこのATMは現金による振り込みと硬貨の取り扱いができません。
現在の館林支店跡地がどうなるかについては、情報がありません。

このたぬきはどうなってしまうのでしょうね。
最後にみずほ銀行館林支店の歴史について、前回調べたものを再掲しておきます。
- 明治11年(1876年) 国立銀行条例に基づき第四十国立銀行として館林町に創立、株主は496名。(*館林市史「近代館林の歩みと社会」より)
- 明治31年(1898年) 四十銀行に改称
- 大正6年(1917年) 館林貯蓄銀行を合併、八十一銀行となる(大正7年)
- 大正8年(1919年) 佐野商業銀行を合併
- 大正10年(1921年) 東海銀行に合併 (*現在のりそな銀行とは無関係)
- 昭和2年(1927年) 第一銀行に合併
- 昭和18年(1943年) 帝国銀行となる
- 昭和23年(1948年) 帝国銀行から分離し、第一銀行となる
- 昭和46年(1971年) 朝日銀行と合併(昭和39年)、日本勧業銀行と合併(昭和46年)、第一勧業銀行となる
- 平成14年(2002年) 富士銀行からカスタマーコンシューマー銀行業務を継承、みずほ銀行と改称
- 令和8年(2026年) みずほ銀行足利支店店舗内に移転
とても長い歴史を持つ銀行が、創立以来150年を経て、栃木県足利市に移転となります。また、群馬県内のみずほ銀行は前橋支店と高崎支店の2店舗のみとなります。
店舗情報
名称
みずほ銀行足利支店 とりせん富士見町店出張所
住所
群馬県館林市富士見町12-60
