森田屋支店緑町店 これぞ佐野ラーメン!

「らーめんのまち館林」シリーズ、今回は佐野ラーメンの老舗「森田屋支店緑町店」です。

森田屋支店緑町店

森田屋は佐野で一番有名な佐野ラーメンの名店です。その森田屋を名乗るラーメン店が館林には2店舗あります。そのうちの一店が今回紹介する緑町の森田屋支店です。

国道354号線沿い北側にお店はあります。スーパーカスミから少し東に向い、左手です。駐車場はお店の前と右奥にあります。

店内は、入って手前にテーブル席、その奥はすべて座敷席です。

メニューはシンプル。基本はラーメン(中華そば)とワンタン、醤油味のみです。塩や味噌はありません。伝統的な佐野ラーメンですね。以前はカレーラーメンがあったようですが、今はありません。サイドメニューは餃子、もつ煮、チャーシューを使ったメニューがあります。

アルコール類はビールのみ。このあたりが館林のラーメン店では珍しいところです。全国的に見て、ラーメン店でアルコール類が充実しているのは珍しいので、むしろこちらのほうが普通と言えましょう。

シンプルに中華そばと餃子を注文しました。

上から。少し濁ったスープです。醤油強めですが、あっさりしています。具はチャーシュー、メンマ、ネギ。チャーシューは薄めですが肉感がけっこうあります。この写真のみ別の日に撮影したものです。

麺は手打ち麺らしく細いところと太いところとあります。透けるような平打ち麺で表面は少しザラッとしています。口の中で溶けるような感触が味わえます。これぞまさに伝統的佐野ラーメンの麺でしょう。今ではこういう麺を佐野でもなかなかお目にかかれなくなりました。

餃子。薄皮タイプ、ニンニク感弱め、味付けも控えめであっさりしています。

やさしい味の餃子です。ごちそうさまでした。

味付けが醤油のみなところや、アルコールが瓶ビールのみといったところが、館林ラーメンというよりは佐野ラーメンと呼んだほうがいいかもしれません。特にこの溶けるような多加水麺は今では佐野でもなかなか味わえないので、佐野ラーメンの伝統を守る貴重なお店だと思います。