「らーめんのまち館林」シリーズ、今回はある意味館林のラーメンの最も特徴的なラーメン屋さんです!
うどん屋さんのラーメン、「平野屋支店」を紹介します!!
平野屋支店
県道7号佐野行田線(通称5号道路)を市役所前交差点から南に進み、松原一丁目交差点を越え、しばらく進むと左手に平野屋支店があります。
このお店は元々は蕎麦とうどんのお店だったのですが、いつの頃からか手打ちラーメンを出したところ、これが大人気となり、真似したラーメン店が乱立した次期もありました。
ラーメンマニアの間では館林の手打ちラーメンを「うどんライク」などと呼んでいるようです。両毛地域のラーメンは森田屋ややまやの流れを汲む手打ちラーメンが広く普及していますが、もうひとつルーツの違う手打ちラーメン、それが平野屋支店から広まったうどん屋をルーツに持つ手打ちラーメンと言えるでしょう。
ではお店に入ります。何やら注意書きが書いてあります。
「ラーメン類のみです」「そば・うどん・天ぷら出来ません」の文字が。なんと、とうとうラーメン専門店になってしましました!いつからこうなったのかはわかりませんが、それだけラーメンのオーダーが多かったのでしょう。
メニューは極めてシンプルです。ラーメンは醤油ラーメンのみ。
醤油ラーメン+トッピングですね。餅入りの力ラーメンがあるところにうどん屋だったころの面影を感じます。
ラーメンです。スープはもちろん醤油味。小さな油が浮いていてコクがあります。具はチャーシュー、メンマ、海苔、長ねぎ。
麺は独特な太めの手打ち麺です。プルプル感と強めのコシが両立しています。このタイプの麺は平野屋支店が発祥なのではないかと思います。今では平野屋支店出身者や影響を受けたラーメン店が増えたので、地元民にとって珍しい麺ではありませんが、全国的に見てこのような麺は無いかあったとしてもかなり珍しいのではないかと思います。
そしてこの麺とコクのあるスープがとてもマッチしています。
チャーシューは小ぶりですが、ジューシーでおいしいです。麺の量が多いしこれで十分満足ですね。
麺を食べ終えたところのスープです。けっこう濁っています。このスープもまた独特で、子供の頃初めて食べた時(40年前?)は衝撃を受けたものです。あっさり醤油味ではないんですね。それが画期的だったのかもしれません。今食べてもやっぱり平野屋支店の味だなあと感じます。
やはり館林のラーメンを語るにおいて、欠かすことの出来ないお店だと思います。
なお、支店があるなら本店もあるのかというと、本町四丁目に平野屋そば店があります。こちらは以前はそばとうどんのみでラーメンの提供はしていませんでしたが、今はラーメンもあります。
- 住所
- 館林市緑町2-24-28
- 営業時間
- 11:00-19:00(売り切れ終了)
- 定休日
- 水曜日
- 関連サイト
- ラーメンデータベース