カスリーン台風から70年
昭和22年(西暦1947年)9月に発生したカスリーン台風は、利根川や渡良瀬川各所で堤防決壊や氾濫を起こしました。館林の近隣では足利市や現在の加須市で大きな被害がありました。
河川の堤防決壊による被害というと、2015年に発生した鬼怒川水害が記憶に新しいですが、あのような事態が各所で同時に起こったといえばわかりやすいでしょうか。
治水の技術が進み、水害が発生することは少なくなりましたが、鬼怒川水害が起こったことで、現代でも起こりうることだということが再認識されました。
また、気候変動によりかつてなかったような大規模な豪雨が発生することも考えられます。
このような状況にある現代、カスリーン台風を振り返ることもまた重要であると考えます。
なので、カスリーン台風リレーパネル展はタイムリーな企画だと思います。
カスリーン台風49市区町リレーパネル展
利根川流域の49市区町が参加するリレーパネル展、館林は7月12日(水)〜18日(火)に市役所で開催されます。板倉は7月26日(水)〜8月1日(火)に中央公民館で開催されます。
これは久喜市役所で開催した時の模様です。
当時の日本はアメリカの占領下にあったため、カスリーン台風に関する資料も米軍が持っています。
このようにアメリカが記録した貴重な写真が多数展示されています。
支川を含む利根川流域各所で大きな被害をもたらしたことがわかります。
館林の防災を考える
館林は利根川と渡良瀬川に挟まれた町です。一番起こりうる災害はやはり水害なのでは。
カスリーン台風に学ぶことは多くあると思います。
カスリーン台風49市区町リレーパネル展
- 場所
- 館林市役所1階市民ホール
- 開催日
- 館林市:7月12日(水)〜18日(火) ※土日は除く
- 開催時間
- 9:00〜17:00
- 関連サイト
- カスリーン台風から70年(利根川上流河川事務所)