ひとりで飲みにいける店というのは、東京などの都会ならばいくらでもありますが、田舎にいけばいくほど無いものです。
田舎のほうが人間関係が固定化されていて、飲みに行けば店には馴染みの顔ばかりなんてことがよくあります。それはそれで安心感がありますが、いつもそうだと息苦しく感じますよね。
たまには普段の人間関係からは離れて飲みたいこともあります。
また、よそから来た人にとっても、あまりにも人間関係ができあがっているお店というのはなかなか敷居が高いものです。その土地のことを知らない人が行ってもふつーに受け入れてくれる店はありがたかったりします。そういうお店や場所が多い街ほど都市と言えると思います。
今回ご紹介するお店は、ひとりでふらっと行っても受け入れてくれるお店です。
地元の人なら手を出さない物件?
カーターのお店は松原交差点に面したところにあります。5号道路からよく見えます。以前ここは子供服店があったそうです。しばらく空いていたところを当時神奈川に住んでいたマスターが「ここがいい」と決めてお店を始めたそうです。
お店を出してから地元の人間は手を出さない物件だと知ったそうです。たしかにあの場所でお店をやろうという発想は館林に住んでいる人からはなかなか出てこないと思います。駐車場もないし、そういうもろもろのことを考えてしまいますからね。
ひとりで行って居心地良くすごせるお店
お店の中の配置が特徴的で、ひとりで来る人でも楽しんでもらえるように工夫されているとのこと。たしかに居心地がいいんですね。気兼ねしないというか、気楽というか。
テラス席があるのもカーターの特徴的なところでしょう。交差点を見ながらお酒を飲めるのは市内でここだけでしょうね。
暑い街なのでこういう開放的なのはあってますよね。アジア的。
けっこう車の音がうるさいのかなと思いましたが、意外に気になりません。むしろ、街中の商店街のお店の店内のほうが店の前を通る自動車の音が耳についたりします。もちろん全く音がしないわけではありませんが、そこそこ聞こえてくる車の騒音が心地よかったりもします。これも都市的なところかもしれませんね。
お店の雰囲気はこんなかんじで。初めて来た人同士でもコミュニケーションがすーっと取れるから話が弾みます♪
プロの生演奏を目の前で楽しめるよ
カーターではライブをやっています。お酒を飲みながら目の前でプロミュージシャンの演奏が楽しめるんですね。音楽を楽しむという機会というか環境というか、そういう場を作りたいとのことです。
館林にはプロが演奏する場というのがあまりないので貴重な場所だと思います。ライブ演奏のいいところって、演奏している姿を見ながら音楽を楽しめる点だと思うので。
上の写真に「のんびり英語」と書かれたポスターがありますが、これは毎月、市内の学校にALT(外国語指導助手)として赴任している外国人の方とのコミュニケーションの機会を設けているそうで、通常は第4金曜日に実施しているとのこと。
なんでも、館林の学校に赴任してくるALTの間で「館林にきたらカーターに行け」と先輩から後輩にアドバイスするそうです。つまり、知らない街でもカーターに行けば受け入れてもらえる居心地のいい場所として認知されているからこそです。こういう場所があるほど、よそから人が来やすくなります。もちろん移住もしやすい街になります。街全体で見たら大事なことです。
マスター手作りの料理とお酒
カーターではマスターがおいしい料理やお酒を作ってくれます。これはアボカドの、ええと名前を忘れました(汗)。アボカドにチーズがのっていて、パンに塗って食べるとおいしいです。食べ物のメニューは豊富です。
自家栽培のミントを使ったモヒート。暑い街なのでよく育つそうです。うまいっ!
うまいからといってあまりグビグビ飲んじゃうと酔いが回るのでほどほどにしておきます(笑)。
お酒飲めない方にはノンアルコール飲み物もいろいろあるので安心です。
こんなかんじのお店です。雰囲気は伝わったかな?ふだんあまり飲み歩かない人でも安心して楽しめるお店だと思います。交差点に面したテラス席のあるロケーションも楽しいですし。
一人飲みしたい方や音楽好きの方、いろんな人とコミュニケーションを取ってみたい方(外国人も)にはおすすめです。
- 住所
- 館林市松原1-9-1 松原1丁目交差点角
- 営業時間
- 火〜木18:00〜0:30 金・土18:00〜2:00 日18:00〜0:00
- 定休日
- 月曜日
- 関連サイト
- CARTERのブログ