館林駅西口にクラフトビールのブルワリーとタップルームができるらしいので見てきた

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2025年6月11日の上毛新聞で、館林駅西口に地ビール醸造所(ブルワリー)がオープンするという記事が話題を集めています。

気になっている方が多いみたいですね。

ということで、実際に館林駅西口に行って見てきました。

館林駅西口にできるブルワリー&タップルーム

お店の形態についてですが、地ビールの醸造所は一般的にブルワリーと呼ばれます。ブルワリーでビールが飲める場所をタップルームと呼ぶことがあります。なので、ここではブルワリーとタップルームと呼ぶことにします。

館林駅西口です。東武鉄道の駅です。

西口には改札はありません。館林駅の構造は少し変わっていて、東口と連絡通路上に改札口があります。以前は少し離れたところに西口改札がありましたが、それはとても小さな改札で、利用者も東口のほうがずっと多かったです。

それが、駅前開発で作り直されたのが現在の西口になります。

これは国土交通省の資料ですが、だいぶ前から西口周辺の整備事業は始まっていて、現在も続いています。

西口というか館林駅の整備計画が具体的に始まったのは、2005年、中島市長の時代のようです。この時に館林東西駅連絡通路整備計画が具体化していきます。

参考: 設計は来年9月にも/館林駅の整備事業 (2005年11月1日 群馬建設新聞)

西口が現在の形になったのは比較的のことで2019年に駅前ロータリーが完成しました。西口の利用自体はもっと前から可能でしたが、完成したのが2019年ということになります。

経緯がわかる群馬県の資料、これは館林市の都市建設部区画整理課が作成したもののようですが、貴重なので、ここに貼っておきます。

この資料にあるように、駐車場やトイレが設置されました。それとぽんちゃん温度計も🦝

西口には日清製粉と正田醤油がすぐ前にあります。

日清製粉は西口徒歩15秒のところに製粉ミュージアムがあります。館林市は日清製粉の創業の地です。

製粉ミュージアム | 日清製粉グループ

日清製粉と正田醤油、館林にとって重要な企業が西口にはあるのですが、食事したり買い物したりするお店がないんですね。それが今の館林駅西口のネックとなっています。

ということもあって、今回のブルワリーとタップルームの開設には多くの人が期待をしているのだと思います。

で、西口に戻ります。

西口バス乗り場から北方向を見たところです。左に見える3階建ての建物が正田醤油です。

そして正面にブルワリー&タップルームができる場所になります。

連絡通路のほうに戻って見たところ。

このへんですね。

歩いて1分か2分。近い!

ここです。

このあたりが以前どんなだったか。Googleストリートビューで見てみました。

2012年の写真です。

西口は使えるようにはなっていましたが、まだロータリーは形になっていません。今はなくなってしまった道路がまだ残っています。そして、ブルワリーの土地はこの時点ですでに空き地になっています。

この土地がずっと空き地なのは利用があって、ここは館林市の市有地なんですね。この土地の活用も西口整備計画の一部となっています。

館林市は2024年に市有地利活用事業として、この土地で事業を行う事業者を公募しました。

参考:館林駅西口の市有地に複合施設、館林市がプロポ―ザル|新・公民連携最前線|PPPまちづくり

この公募で選ばれたのが「株式会社プロシード」です。館林市内で飲食店「Bar PROCEED」、「SUGAR HILL CAFÉ」の2店舗を運営しています。

参考:市有地利活用事業(西部第一中地区30街区1) – 一般社団法人館林アーバンデザイン

なお、一般社団法人館林アーバンデザインとは市有地を効果的に活用するために設立された官民協同の会社です。

館林アーバンデザインは、館林市、館林商工会議所、 邑楽館林農業協同組合、金融機関、地元企業などにより設立された法人です。 官(公的機関)と民(民間事業者)のパートナーシップを通じて、官民の橋渡し役として、参加団体が持つ専門知識やネットワークをいかし、 公共性や公益性を踏まえた事業を実施します。 また、誰もが便利で快適に暮らせるまちを創るため、市が保有する公的不動産等を新たな視点で最大限に有効活用し、生活に必要なサー ビス施設や魅力的な施設の誘致に取り組んでいきます。

一般社団法人館林アーバンデザイン | 館林のまちづくり・不動産のことなら

つまり、これからできるお店は館林市も絡んだ事業ということになります。なので、オープン半年も前に新聞で大きく取り上げられるわけですね。

この土地にお店ができます。

こんなかんじ

お店のイメージ図がありました。

テラス席もできるみたいですね。真夏に外でクラフトビールを飲みたいな😆

オープン予定は2025年12月ということなので寒い時期ですが、クラフトビールは寒い季節に飲んでもおいしいので無問題です😃

地元の食材を使った地ビール!

地元産百年小麦をふんだんに使ったビールや醤油を使ったクラフトビールなんてわくわくしますね。ブリックスナイントマトを使ったビールもおいしそう🤤

いやー楽しみですね!

リンク

市有地利活用事業(西部第一中地区30街区1) – 一般社団法人館林アーバンデザイン

公的不動産利活用事業について|館林市

館林市都市計画マスタープラン|館林市

館林駅西口の市有地に複合施設、館林市がプロポ―ザル|新・公民連携最前線|PPPまちづくり

設計は来年9月にも/館林駅の整備事業 | 日本工業経済新聞社